こんにちは、コウです^^
それでは今日も元気よくやっていきましょう!
本日のテーマはこちら。
【レビュー】ROLLINGSTONE MANTA ハンドルバー【日本初?】
こういうテーマでやっていこうと思います^^

FILANTE SLR用に購入した、「ROLLINGSTONE MANTA」ハンドルバー。
このハンドル自体は真っ黒けなのですが、私の思いつきにより自家塗装されています(笑)
そもそも有名メーカーからではなくこんな無名のハンドルを買った理由は、
ハンドルリーチ+ステム長で200mm以上
という、一体型ハンドルとしては数少ない選択肢の中の一つとして浮上したから。
それと、わずかながら「塗装もやる」という前提もあったため、なるべく安く買える一体型ハンドルを!ということで導入してみたものになります。
まあ、日本では無名も良いところですよね。
購入先は、Aliexpress。
ハンドル自体の日本語レビューもあまりないので、今回備忘録として書いておこうと思った次第です。
怪しいパーツにでも手を出すのが私ですが、今回はそれなりに当たりなハンドルだと思います。
ぜひ参考にしてみて下さい!
【ハンドルスペック】

公式発表を丸々コピーしただけですが、一応ハンドルのジオメトリーはこんな感じです。
- ハンドルリーチ 75mm
- ハンドルドロップ 125mm
- ステム長 80~140mm(5月に購入したときは130mmまでしかなかった)
- ハンドル幅 340~400mm(ブラケット部、バーエンドは+20mm、下ハン握る部分はブラケット寸法ほぼそのまま)
- ステム角度 10度
- スタックハイト 33mm
- コラム径 OD2(31.8mm、28.6mm変換シム付属)
- サイコンマウント、スペーサー付属
- FSA ACR規格に準拠(非公式、しかしACRのスペーサーが使えた)
ドロップ形状はコンパクト。
どこのメーカーに似ているか難しいですが、FSAのコンパクト形状に似ていると思われます。
なおステム長、ハンドル幅の組み合わせは上記が全て網羅されているわけではなく、存在しない組み合わせもあります。
例えば、幅340mmでステム長140mmなどは無いです。
また、ショップは公にはしていませんが、FSAのACRに対応していると回答を貰っています。
今回私が購入したのは、「380-130」の組み合わせになります。
ブラケット~下ハンの握る部分までが380mmであり、そこからバーエンドに向かって400mmになるので、実質ほぼ380mm幅のドロップハンドルです。
【組立インプレッション コラム側のホース穴は改善の余地あり】
写真を全く撮ってる暇が無かったため、文章だけのインプレッションですが。
初めてフル内装のハンドルを触りましたが、コツを掴めばケーブルやホースを一人で通せる部類でした。
昔のエアロハンドルって、内装してみたら
ブレーキアウターが傷だらけになって出てきた・・・
とかよくありましたが、今は中華でも良く出来ていますね。

結構難儀したのが、コラム側の穴からブレーキホースを通すためのガイドを入れていく作業ですね。(画像で言うと右側)
他のACR対応ハンドルを見ていると、もう少し上ハン側へ穴が拡張されているモデルもあるのですが、このハンドルは横長の穴が開いているだけです。
しかも横から見るとホースがほぼ90度近くを描いて曲がるくらい急なルーティングなので、ホースのアールもそこそこ小さめです。
ガイドの先っちょを曲げて、うまいこと引き出していくのはなかなか骨が折れました。
ホースを引き込んだ後も、ガイドが大回りしていて「中でホースが絡まっていないか?」と要らぬ心配をすることもありました。
結果的にはそのような事は無かったのですが。
逆に割と簡単にケーブルが出てきたのは、レバー取り付け側の穴。(画像で言うと左側)
出口の周辺に段差が多少あり、そこに引っかかることもありましたが、精密ドライバーや1.5mmのアーレンキーなどで軽く移動させればすんなり出てきます。
成形時にできるバリなども綺麗に処理されており、ホースがボロボロということはまずなかったです。
取り外すときにどうなるか分かったものではないですが・・・。
【実走インプレッション やはりコンパクトハンドルの宿命からは逃れられない】

組付け後の写真を載せるのは初めてですかね。
このハンドルのトピックは、何と言ってもカラーリング!(笑)
わざわざこの派手なFILANTE SLRのために合わせて色を塗ったので、まずは色味が合うかが大事です。
METRON 60 SLを履かせるとこんな感じになります。

元のイメージがこれなので、

オリジナルは水色成分が足りないのと、黄色が本家より濃いめなので主張が激しいです。
しかしながら、意外とマッチしている気がします。
ちなみに本当ならWILIERは「WILIER TRIESTINA」なのですが、アリエクで買ったステッカーはそこまで再現してくれませんでした(笑)
それではインプレッションに入ります。
剛性は程よく高められている

このハンドルを買う上で、二番目に懸念していた部分です。
ステムや上ハンはかなりごつく、重さも360gとそれなりの線をいっているので、剛性自体は高い方だと思っていました。
実際触ってみると、硬いは硬いのですが、見た目や重量からの想像よりかは若干柔らかいかな?程度の硬さです。
まあ私の要求が高すぎるだけなんですが(笑)
有名なモデルで例えるなら、S-WORKS AEROFLY2やROVAL RAPIDE ROADBARくらいの剛性感。
なので、硬いと思う人もいるだろうし、硬くないと思う人もいるかなって言う塩梅です。
ダンシングしてもどこかが変にグワングワン撓る感じもない、しっかりしていると思います。
多分これ以上硬いと、後述する振動吸収の面で難ありと思われるので、このくらいが良いのかもしれません。
振動吸収性は意外とある
中華カーボンハンドルでここを重視しているモデルを見た事が無いので比較もできないですが、MANTAは振動吸収は割と良い方です。
PROのハンドルみたいにガツガツは来ないですし、なんならMANTAに変える前に使用していた「DIXIE FLYER」のロードハンドルの方が、乗り味が固かったくらいです。
ちなみにFILANTE SLR組み立て初期では、まさにそのハンドルを使っていました。

チーム練習で良く走る、埠頭の周回コースがあります。
ここの1キロ強あるストレートに入ってすぐのエリアに、37~38キロくらいで走るとほぼ1秒くらいの等間隔で10回ほどアスファルトの継ぎ目があります。
長いこと走っていた場所なので、ここを通過したときの突き上げや振動の来やすさが、一つのベンチマークになっています。
空気圧が高い、フレーム・ハンドルが固いなどの条件が揃うと、ここでのハンドルやサドルからの突き上げによって乗車姿勢が結構乱れることがあります。
しかしながら、MANTAで走った時はあまり手に突き上げや振動が来なかったんですね。
DIXIE FLYERハンドルで同じコースを走っての比較なので、MANTAの方が振動吸収性が良いのは間違いないです。
従来のハンドル&ステムの組み合わせですと、振動や衝撃の伝わる経路が「ステムクランプ→ハンドルクランプ」で一回緩和されるんですがね。
一体型ハンドルはそこがないので、結構伝播が早く感じます。
それでもなお振動吸収性に優れると感じるのは、DIXIE FLYERが硬すぎたのかもしれませんが(笑)、意外なところで強みを発見しました。
スプリントは、正直しにくい

このハンドルを導入するに当たり、最大の障壁となるだろうと考えていたのが、ここです。
一応チーム練習でスプリントする機会に恵まれたのでこなしましたが、58キロくらいまでリードアウトを受け、最大63キロは出しています
ワケあってパワーメーターを外していたので最大出力は分かりませんが、そこそこ良い数字を出せていたと思います。
それ以上に気になったのが、上半身がスプリントの途中から起きてしまったことです。
腕が途中から突っ張ってしまったのですね。
なぜそうなったのか・・・?
元をたどると、あの時、手はハンドルのもっと深い位置を握りたがっていたのですが、コンパクト形状ゆえに握れず、手首が立っていました。
また手のひらで下ハンを握りこむので、腕全体に要らぬ力が入ってしまい、ハンドルを振るごとに手から腕へ、最後は肩まで張ってしまっていました。
もちろん肘も曲がっているものの、90度曲げようと思っても手首が立っていたら曲げられず、浅い曲げ角になっていたのでしょう。
結果、上半身が起きていないとハンドルを振れなくなって、そういう姿勢になったと思われます。
個人的な目標ですが、低い姿勢で最後までもがききれなければ、それは「スプリントを上手くこなせた」とは言えません。
個人的見解ですが、私はかつて「コンパクト形状はスプリントには向かない」という記事を書いたことがあります。
blogcard url=”https://cr-sprint-laboratory.com/archives/00007/”]
コンパクト形状って、今やドロップハンドルと言えば!なところまで広く浸透し、エアロであろうがなかろうがとりあえずコンパクト形状って感じで使われています。
なんなら
それ下ハン持ってちゃんとブレーキかけれんの? 実際に使って試した??
っていうくらいにめちゃくちゃな形状のドロップハンドルも出てくるようになりました。
逆に、競輪では今も使われますが昔から存在する「丸ハンドル」は希少種ですし、カヴェンディッシュやカンチェラーラが愛用した「アナトミックハンドル」は、もう絶滅危惧種です。

そんなご時世に、中華メーカーですがELILEE並みに持て囃されているEXSが、ステム一体型で丸ハンドルを作っていました。
ついこの前再販したらしいので、意外と要望が多かったのかも?
ようやるわ、絶対そんな売れんやろ・・・
って思ったら、結構なサイズが終売になっていました。
でも、その心意気に胸打たれましたよ、私は(笑)
一体型ハンドル × 丸ハンドル
この組み合わせってほんとに少ないんですよね。
古くは、チネリのRAM2 VRCが初出ですかね。
その後、CANYONが二代目AEROAD CF SLXを出した際にリリースした、H11 COCKPIT。
ハンドル裏側をケーブルが通り、蓋をするという、エアロに特化したハンドルとしてはメンテナンス性は最高でした。
その後って言うと、SCOTT傘下のSYNCROSが、当時ミッチェルトンスコットに所属していたサイモン・イェーツのために、わざわざラインナップには無いCRESTON IC SLの丸ハンドルを作っていました。
多分それが最後なんじゃないかな?
失礼、話が脱線しました。
スプリンターにおけるコンパクトハンドルの最大の問題点は
- ハンドルの「遠く、低いところ」を握れない
- 「軽く握る」ことには長けているが、指を引っ掛けることには不向き
- 手首が立つ
これが、トラディショナルな丸ハンドルに慣れ切った体の人間が持つ、コンパクトハンドルへの悩みです。
特にコンパクト形状は手のひら全部で握れてしまうので、指を引っ掛かけるポイントがどこにもないのが一番良くないんですよ。
実はスプリントって、握力測定か!ってくらいギューッとハンドルを握りしめることができればOKってわけではありません。
もちろんへなへなの握力では伝わるパワーも伝わりませんので、握力そのものは必要です。
手のどこで握っているかが肝要なのです。
握力測定の最大パワーを目指すならコンパクト形状でも良いですし、なんならアナトミック形状でも実現できます。
しかし、自転車において握力測定をする機会なんて必要ありません。
重要なのは「瞬時にハンドルを引き付けられる」こと。
異論の余地は皆無だと思います。
私の場合それがしやすいのは、往々にして丸ハンドルなのです。
人によってはコンパクト形状かもしれませんし、アナトミック形状かもしれませんが。
身銭を切って、試すしかないです。
販売価格は、約42000円
昨今、日本では物価高の影響で生活が苦しいという声をそこかしこで聞きます。
ロードバイクは新車だと、105 Di2ですらメーカーによっては軽く100万円近い価格にまで引き上げられましたし、中古市場は類を見ないほどの活況ぶりです。
私自身フリマで自転車部品や完成車など色々取り扱っていますが、特に完成車やフレームについては、良くも悪くも興味を持ってくれる人はここ数年でかなり増えてきていると感じています。
それだけ、今のロードバイクは「高すぎる」という認識が潜在的に広まっているのでしょう。
私のFILANTE SLRも、いくら限定モデルとはいえフレームだけで100万円オーバーというのはにわかに信じ難い価格設定です。
こんなに高いと、競技人口の減少はもちろんのこと、これから新規参入する人すらも減っていくのが目に見えています。
さて、そんな現代において、中華メーカーとはいえ、一体型ハンドルが4万円強で買える。
もちろん、サイコンマウントやスペーサーなど付属品も完備。
この価格をどう捉えられるでしょう?
中華カーボンハンドルに4万は高すぎる
一体型ハンドルで4万なら安い買い物だ
色々な意見(不安が殆どかと思いますが(笑))をお持ちかと思います。
個人的見解ですが、MANTAはそこまで悪いものではないです。
ACRの穴精度も狂ってはいませんし、ハンドルの左右で寸法の狂いも見られません。
昔みたいに、勘合が甘くて隙間ができるというのもないです。
名の通ったメーカー品なら当たり前にできている品質基準に、ようやく中華メーカーも並んできたという印象です。
またヘッドカバーもセラーに言えば、適合するフレームのものにしてくれます。
それが、4万円強で買える。
試して使うには高い買い物ですが、セッティングが決まった人ならば悪くない選択肢でしょう。
【まとめ】
最後に、まとめ行きましょう!
今回のテーマは以下の通り。
【レビュー】ROLLINGSTONE MANTA ハンドルバー【日本初?】 でした。
そして、本稿の結論は
物は良い。でも結局コンパクトハンドルのディスリに走ってしまう
これですね^^;
普通に走る分には、恐らく必要にして十分な性能を持っているハンドルと言えると思います。
ただし、もう一歩突っ込んでスプリントならどうか?ってなると、私は微妙でした。
やっぱり丸ハンドルには勝てぬ。
ただ、実はもう一つ、解決できる術として使えないか試した要素があります。
ポジショニングの再構築 という観点です。
今回、スプリント時の握りの違和感を「形状の問題」として指摘しましたが、そもそも握った時の違和感は、あくまでも「手とハンドルの接点」に限った問題です。
スプリント姿勢まで問題が波及すると、それはもうハンドルそのものだけでなくハンドルの位置関係も見直す必要が出てきます。
そうすれば、もしかしたらコンパクト形状であるこのハンドルでも使えるのでは・・・?
そう考え、検証してみました。
私はもう答えもその理由も確立しているのですが、単純にフレームのスタックハイトが低ければ成立するってものではないです。
シマノ鈴鹿制覇に向けて、まだまだ探求は続きそうです。
以上、参考になると嬉しいです^^
それでは今日も、ありがとうございました!

