こんにちは、コウです^^
それでは今日も元気よくやっていきましょう!
本日のテーマはこちら。
【2025第5戦】第40回シマノ鈴鹿ロードレース レースレポート
こういうテーマでやっていこうと思います^^

去る8/30、31。
今年もシマノ鈴鹿ロードレースに参戦して参りました!
今年も早くも2/3が過ぎようとしていますが、昨年のシマノ鈴鹿終了後から今年のために、色んな準備を進めてきました。
機材も、フィジカルも、テクニックも、去年よりさらに上へ行けるよう可能な限りできる事を模索してきました。
昨年よりモチベーション高くして挑んだ本大会。
どんな結果だったのか、そのレポートをお届けします^^
という事で、今回も結果だけでなく準備でやった事、過程、今後の課題なども色々書き連ねました。
ぜひ参考にしてみて下さい!
【参加カテゴリー:全部で4種目】
参加したのは、土日それぞれ以下の通り。
- 8/30:5周、3周
- 8/31:3周、30分エンデュランス
かつて走っていたカテゴリーに加え、エンデュランス種目を一つ入れてみました。
スプリント賞が設定されない事から、どんな展開が繰り広げられるか確認したいために出てみました。
出てみた限り、周回レースだけでなくエンデュランス系も面白そうだなと感じる結果でした^^
今年も元気な土曜日のうちに2種目出る形で変化を付けてみました。
しかし、この選択が自らの首を絞めることになります。
【結果は?】
まず、リザルトですね。
8/30
5周:DNF
3周:47位
8/31
3周:11位
30分:4位
でした。
残念なことに、今年も表彰台にはギリギリ届きませんでした・・・。
30分エンデュランスは速報では3位だったのですが、写真判定の結果4位降格となりました。
さらに今年から入賞は3位までになり、入賞からも滑り落ちました。
今年こそは!と表彰台を狙っていただけに、またも後悔の残る結果でした。
それに付随して、来年に向けての改善点を全て書きます。
非常に長くなりますがお付き合いください。
【スタート前にやったこと】
今回スタート前にやったことは以下の通り。
- 開門後に現地入りする
- 試走で頑張りすぎない
- ウォーミングアップを念入りに行う
- サプリメントを事前に補給する
- アップオイルをしっかり塗り込む
- 日焼け対策する
- 暑さ対策する
順番に見ていきましょう^^
開門後に現地入りする
土曜日は、朝5時に到着。
去年より遅いですが、去年の場所取り合戦を見る限りそれで問題ないと判断しました。
が、今年はたった30分で結構埋まっていました^^;
ちょっと出遅れ気味・・・。
日曜日は4:40分に到着し、良い場所を確保できました。
それが「35番」。
何の数字かは、私のことを良く知る方なら大方ご理解いただけるかと(笑)
ということで、いつも書いていますが、余裕を持った時間管理が最終的にレース中の精神的な余裕にも繋がりますので、早めに現地入りする事をお勧めします^^
試走を念入りに行う
初めて走るコースならば、必ず試走は念入りに行った方が良いです。
今年は2周走りました。
1周目は完全にウォーミングアップと空気圧の確認、2周目は要所要所で心拍数をかち上げていきます。
試走は路面状態、コースプロファイルに応じた体の適応性、機材の最終チェックなどなど、色んな箇所の最終チェックという意味合いがあります。
レース前のウォーミングアップにもなるので、試走は侮れませんよ^^
ウォーミングアップを念入りに行う
今回は、土曜日はアップ無し、日曜日はローラーでウォーミングアップです。
先ほども書きましたが、実走アップの内容は以下の通り。
- 1周目 流し
- 2周目 ペースが上がりやすい箇所で強度上げ
ローラーアップの内容は以下の通り。
- ハイケイデンスダッシュ30-30sec 4本
これだけです。
心拍数170を超えてくれば、良い感じです^^
サプリメントを事前に補給する
レースを走る前は、サプリメントを摂るようにしています。
その理由は以下の通り。
- パフォーマンスの最大化
- 筋肉の攣り防止
パフォーマンスの最大化は、なんとなく皆さんもご理解いただけるかと思います。
そして、筋肉の攣りを防ぐ目的でも、サプリメントの摂取は効果的です^^
筋肉って不思議なもので、一度攣ってしまうと、そのシーズン中何度も同じ部位を攣る事が多々あります。
その原因は、常に一部の筋肉にばかり負担をかけているなどが挙げられます。
そうなれば対策すれば良いだけなのですが、問題は、攣ってしまうところまでいくと既に筋肉には相当な負荷がかかっているという事です。
特にレース中の筋肉の攣りは、心理的な負担も大きいと思います。
私は昨年のシマノ鈴鹿ロードレースで、実際に脚攣りを経験しています。
最終周回のデグナー辺りで攣ったので、無理すれば完走できるからと、私はそのまま走り続けました。
そしてその脚で、別種目も走り切りました。
その結果、どうなったと思います?
1週間まともに歩けなくなりました。
よちよち歩きか、超歩幅を狭くして、ようやく歩けるってくらいには痛みが続きまして…(笑)
シマノ鈴鹿から2週間近く経って、ようやく再び自転車に乗ったり、ジムに行ける程度に回復しました。
しかしながら、本当に全ての動作が緩慢になり、動くこと自体が億劫になるほど辛い時期でした…。
ですので、もうそのような経験をしたくないため、レース前は特に脚攣り防止につながるサプリを摂取する様にしています^^
今回摂取したものを以下に一覧としてまとめます。
- キレートレモン
- VAAMアスリート
- クエン酸系ジェル
- NOサプリ
- クレアチン
特に効いたのが、VAAMとキレートレモンとクエン酸系ジェルだと思います。
土曜日の3周に出る前、VAAMを飲んだのですが、これ飲んだだけで体調の悪さが少し和らぎ、なんとか集団完走が出来たほどです。
体のエネルギー回路に働きかけてくれていたのだと思いますが、こういう状況に陥らないと効果あるのか分からないものですね(笑)
それから、クエン酸とビタミンCの補給。
夏バテにはこれらが効果てきめんです!
空からの暑さと地面の照り返しで、さながらケバブ状態に晒されていましたが、あまり暑さでやられた感はなかったです。
アップオイルをしっかり塗り込む
先のサプリメントのお話と近いですが、これもパフォーマンスの最大化のために行います。
私自身が感じている、アップオイルの塗り込みによる効果は以下の通り。
- 筋肉のしなやかさを少しでも上げる
- レース中の疲労感を感じにくくする
特に筋肉のしなやかさは重要です。
ガチガチに固まった状態よりも、バネのようにしなやかに動ける状態の方が、筋肉は力を発揮しやすいです。
スプリントにおいても、全身に力を込めて固めるより、身体全体をバネのように動かせる方が速かったりします。
日焼け対策する
日焼けはスポーツをする人全ての敵です。
私自身、元々日焼け止めは好きではありませんでした。
花粉症の季節になると、日焼け止めの影響で肌がかぶれ、腫れてしまうためです。
なので、「顔がかぶれて痒くなるくらいなら日焼け止めなんか塗るか!」の精神で、学生時代を過ごしてきました。
大学3年の頃、友人に「アフリカ人」と比喩される事があるくらい真っ黒に焼けた時期もあります^^;
ただ、後々知っていくのですが、身体って少し焼けるだけでも、皮膚を通してダメージを負うんですね。
何故かというと、疲労の原因になる「活性酸素」が発生してしまうから。
活性酸素は、ロードバイクのようなエンデュランス系スポーツを行うと発生します。
メカニズムとしては、呼吸数が増え、筋肉や皮膚や内臓といった器官が活発に働く事で、活性酸素が発生します。
こいつは私達にとってあまり仲良くしたくない「疲労物質」の生成をしてきます。
という事は、日焼け止めしない時点でその人はスポーツしているだけなのに、
スポーツによる疲労 + 日焼けによる疲労
と、ダブルで疲れる事をしてしまっているのです。
皆さんも日焼け対策は念入りにされた方が良いですよ。
特に顔の塗り忘れは、サングラス痕が付いてパンダみたいになりますから^^;
暑さ対策する
今回は暑さを凌ぐため、保冷剤をしこたま持ってきました^^
それをジャージのポケットに入れ、脊髄を冷やします。
とにかく、身体をダイレクトに冷やせるものを身に付けることです。
ジャージの首後ろにポケットを付けて、そこに保冷剤を入れるのもありですね!
おかげで暑さにやられませんでした^^
【今回の目標】
今回のレースで目標としたことは以下の通り。
- 勝ちに行く
です。
正直何回も走っているコースなので、
- どこでペースが上がるか?
- どのくらいの速度で走るか?
は把握済です。
昨今、全体的にペースアップが激しいことも昨年大会までで予習済み。
それに、今年は上りと持久力ベースを強化したため、フィジカル面でも全盛期比で90%のところまで戻せました。
昔は68、9kgはあった体重も、今年は起床時66kg前後と、悪くありません。
FTP的にも3.9倍まで上げてこれたため、少し不安はありますが十分戦えるフィジカルができています。
加えて、機材も更なる進化を遂げています。

初めてディスクブレーキでシマノ鈴鹿に出ます。
スペシャライズド VENGE。
タイヤやホイール側の進化が凄まじく、去年よりずっと速く走れます。
これS5以上の空力を持つMADONE SLRだったら・・・と思うのは止めておきます。
それでは、レースレポートです。
【8/30 5周の部】
いよいよ注目の1種目目のスタートです!
・・・が、スタート前から嫌な感触が。
体が異様にしんどい。
なんと、先週ひいた風邪がまだ治り切っていません。
土曜日、起きた一気から調子が悪いと感じており、レース前にアップしたくても体のスイッチが入りません。
レース前なのに仮眠をとっていました。
正直言って、レースできる状態じゃない。
でも走り出せば体が動くようになるかもしれないと思い、スタートラインに立ちます。
そう思って走り出してみたものの、さっきまで寝ていた体は全く言う事を聞きません。
心拍上がらない、脚も動かない、乳酸だけが蓄積されていく。
そうこうしているうちに、3周目、スプリントポイントが近づいてきます。
ズルズルと集団の後方まで落ちていきます。
シケインを抜け、西ストレートに入りますが、この日は西側が向かい風。
集団から千切れたら自力で追いつくのは難しい状況になることは分かっていました。
が、ここで集団のペースが上がります。
踏むぞ!
・・・と、頭は付いていけるのですが、体が反応しません。
頭と体がバラバラで動いているような状態です。
ここで集団からドロップアウト。
完全に千切れました。
向かい風も相まって30キロを出す事すらできず、ダラダラ1周を回り切り、ホームストレートでピットへ。
人生初の、シマノ鈴鹿DNFを経験しました。
心がぼっきり折れました。
1年間の努力が全て水の泡となり消えた瞬間だったので、悔しさよりも、虚空といった方が適切でしょうか。
全ての原因は、風邪をひいたこと。
でもこればかりは予測できない、それは仕方ない。
問題は、風邪がここまで長引くとは思っていなかったこと。
体調管理ができていないだけ
と言えばその通りではあるのですが、かけてきた努力、そして過ぎ去った時間に対して投げかけるにはあまりに心なく鋭利な言葉です。
そのくらい、ショックでした。
【8/30 3周の部】
満身創痍で迎えた、2種目目。
今回は同じチームのメンバーも一緒に出ていました。
5周の時点であんな状態だったので、すぐに回復するはずもなく、今回も集団の後方で引き摺られながら走るだけ。
スプリントなんか参加できるはずもなく、何の見せ場もないままとりあえず完走。
落車の危機もありましたが、なんとか完走できたことをまずは喜ぶべきか。
以上で、1日目終了です。
【8/31 3周の部】
土曜日の種目を走っている時、ずっとおかしいと思っていることがありました。
1つ目が、サドル。
サドルの角度が随分水平寄りだったのです。
腰の位置が落ち着かず、ずっと脚が真下に落ちるだけ落ちて上がってこないので、違和感がありました。
なので、腰の位置が変に前へずれないよう、鼻先を2度上げています。
2つ目が、タイヤの転がり。

前回の草津ナイトレースでは、ラテックスチューブを入れて走っていました。
凄くスムーズに転がっていってくれていた草津ナイトレースに対し、今回はなぜか走りが重い。
加えて、コーナリングも安定しない。
どこかふわふわした浮遊感がバイクと地面の間を覆っている感覚です。

チューブをGUEEのAEROLITEに変えていたのですが、相性が悪いのか?
タイヤから受ける情報の中で、しなやかさが無い割に剛性感もないし、転がっていく感じも軽やかさもあまり感じない。
・・・ということで、せっかく買いましたがこれは取り外し、前後で70g以上の増加には目をつむり、

ビットリアのラテックスチューブに戻しました。
この選択が吉か凶かは、結果を見て頂ければお分かりでしょう。
ということで、2日目、日曜日の種目に行きましょう。
土曜日の帰宅後にしっかりマッサージとストレッチを行い、晩御飯は妻が作ってくれたスタミナ丼をしっかり食べ、良く寝ました。
そのおかげか、日曜日は90%くらいまで体調が回復しました!
体の軽やかさがまるで違います。
私が一番驚いていますが、同じ人間とは思えない、別人レベルで体が動きます(笑)
そんな調子で迎えた最初の種目、3周の部。
昨日とは打って変わって、脚がいくらでも回ります。
まあ土曜日は体調のこともあり殆ど真面目に走っていませんから、実質日曜日が初日みたいなものなので。
ただ、至る所で落車があり、落車未遂があり、心底命の危険を感じる組でした。
レースの方ですが、私の組は、スタート直後から大逃げが決まってしまいました。
落車回避のこともあり、なるべく前へ出ていた方が良いと思って前に行ったら、牽引力も無いのにそのままローテに加わってしまいます。
私がローテに加わったら逆に逃げを容認してしまうので、早々に集団内へ退散しちゃいました。
とりあえずこのままゴールに向けて脚を溜めます。
ゴール時点で1人に15秒近く先行され、ゴールスプリントは2位争いから。
ただ、ここでまた番手を落としてしまいます。
去年、ゴールスプリント前の位置取りの最中、踏み直しをしたらリアタイヤがグリップを失ってしまった経験が脳裏をよぎります。
TTタイヤはグリップの感触が掴みづらく、どこまでタイヤが持つのかいまいち分かりません。
今年は結局一度も滑らなかったですが、タイヤが変わってからの同じ状況1回目は少しビビりが入り込みます。
結構前にいましたが、縫って縫ってで最後は11位でフィニッシュ。
どうせ後方だったから、後の種目のことを考えて力を温存しておいた方が良かった気もしますが、練習も兼ねています。
【8/31 30分エンデュランス】
ここ数年の間に新設された、30分だけのエンデュランス競技。
2時間エンデュランスと一緒に開催されるのですが、30分経つまでは2時間の人と一緒に走って30分の人だけは4周目をスプリントで締めるという、結構危険な種目だなという感想。
ただスプリント賞が無いので、がっつりアタックがかからない分1周多く走るという、どっちにしろキツイ戦いでした。
2時間の方と混走する上に、前列だからって速い人ばかりじゃなく遅い人も入り混じる闇鍋種目。
やることはただ一つ。
1秒でも早く先頭へ躍り出る事。
多少危険ではありましたが、集団の端から前へ上がろうとする人の後ろに付き、上がらせてもらいました。
が、結構3周の部のダメージが大きく、意地でも先頭に居続けようと上りで無駄足を使ってしまい、かなり厳しい状況に。
30分経過後のS字も結構速い。
ここで前に上がれなかったら、今度こそチャンスを活かせないぞ・・・
と思い、必死のパッチで加速。
上手い事集団の前へ滑り込みます。
しかし・・・右から良い勢いですっ飛んでいった人が。
最終コーナーのうちの2コーナーから行ったので、まだ500m以上はあります。
完全に早掛けと思い見送ったのですが、これに飛び乗っていれば・・・。
そしてスプリントへ。
やや後方からの捲りになりましたが、動きとしては昨年の5周と何ら変わりません。
ついでに言うと、スプリントで脚を攣ったのも昨年と同じです(笑)
右のハムストリングスが攣りましたが、意地でもがきます。
GARMINログを見返すと、62キロ出ていますがそのケイデンスは130rpmまで届いています。
相当ぶん回していた事が分かります。
使っていたギアを速度とケイデンスとタイヤ周長から計算すると、52-14Tです。
脚攣りが無ければもう一段重く出来たものの、これ以上負荷をかけられないぎりぎりの状態だったため、これで勝負をかけるしかありませんでした。
結局、早掛けの方が1着。
そして私含めた3人で残った表彰台争いのハンドル投げ。
わずか100分の2秒差で負けました・・・。
昨年も100分の1秒差で負けています。
さらに悲しかったのが、速報では私が3位だったこと。
ついに表彰台に返り咲けた!と喜んだのもつかの間、確定後の結果を見たら4位でした。
気分的には、上げて一気に奈落へ突き落された感じです。
以上、レースレポートでした。
【大一番のレースを終えて】
以上で、今年のシマノ鈴鹿ロードレースは終了となります。
結果から見れば、昨年より悪いです。
昨年より練習内容を濃くしましたし、レース数は昨年とほとんど変わりません。
足かせになったのが、風邪をひいたこと。
これに尽きると思います。
後の祭りですが、これさえなければもっと上に行けたと思うと・・・。
ただ、それだけではありません。
そもそも論ですが、今年はまともなトレーニングを始めた時期がかなり遅かったです。
3月に引っ越しがあり、その前後では内覧などの準備と片付けがあったため、トレーニングを始められたのが4月から。
そう、けいはんなサイクルレースの辺りからです。
昨年は、堺浜クリテリウムの1ヶ月前、2月からトレーニングを始めていたようです。
おおよそ4ヶ月の間に、レースをこなし、今年は遠いけどチーム練習会に欠かさず行き、大学合宿で走った山岳トレーニングを春夏2回行ってきました。
一人で走ることが多かった昨年よりも人と走ることができ、いろんな意味でレース勘を取り戻したのは言うに及びません。
一つ成長していたのは、脚を攣ったのが一番最後の種目だったこと。
昨年は一番初めの5周のスプリントで攣っています。
脚が高負荷でもかなり持つようになっていた事が分かったのは、良いことですね。
確実に言えることは 来年確実に結果を出すために、今から準備をする です。
これは昨年と同じ目標です。
では、今年の走りの中で、私にとってどこが一番弱さが出たと思うかを整理してみます。
改善点その1:毎回最終コーナーでポジションを下げている

去年のシマノ鈴鹿の写真を使いますが、この辺りですね。
どういうわけか分かりませんが、ずっと思っていることがありまして。
アウターで14、13、12Tといったギアを踏むのが重くて仕方無いんです。
私のクランクは52-36T。
セミコンパクトと言われますが、普通に走る分にはこれで十分なんです。
ただ、高速域になると52Tであっても必要なトルクが多く感じる、端的に言えば踏み込みが重く感じるのです。
この感触は、SCOTT FOILと23Cタイヤを履いていた学生時代から変わりません。
一方で、チェーンリングは小さくなればなるほど、意外と重いギアでも回しきれると聞きます。
どういう理屈でそうなるのかは分かりませんが、興味深いのは確かです。
上記の記事は、最近プロがこぞって採用する「54T以上のクランクを使うとどうなるのか?」を検証した記事です。
私がかつて実験してみたことと、今度は真逆をいってみようかと思っています。
スプロケット側のトップギアが11Tというのが足かせになりますが、回すことが得意な脚なので、下り以外では問題が起きないはずです。
とにもかくにも実験してみなければ分かりません。
改善点その2:高速域の練習
これはもうはっきりと分かっていた事です。
私のトレーニングメニューにおいて欠けていると考えられる、最も大きなピースがこれです。
昔は何名か揃えて、
- ローリングから1000mTTに近い練習
- 段付きロケットのように45キロ→50キロ→スプリント
みたいなスプリント練習を普通にこなしていました。
今はどうかというと、基本は150Wくらいで流して、300~400Wでたまに踏んで、一発だけ本気でスプリント(しかも結構脚が回しやすい条件を選んでる)みたいな感じで、高速域で踏む練習をほとんどしていません。
それやってないから、その1の課題が出てきたのでは?
と思われるかもしれませんが、実はこれは関係ありません。
その1は、最も鍛えていた学生の時から感じていた事なので。
ただ、徐々にであれ瞬間的にであれ、スピードを上げていく練習はスプリントの位置取りで、もっと前へ上がるためには必須のスキルです。
そこがボトルネックになっている感は否めません。
今のトレーニングにプラスする形でこなせば、よりスピード耐性はつくでしょう。
【機材は、もう変える必要はない】

初めてディスクロードで出たシマノ鈴鹿。
今年走ってみて思ったのは、VENGEでも全然いいなってことです。
私の脚とVENGE x NEPEST NOVA45の相性が凄くよく、終始エアロに特化したバイクという印象を微塵も感じませんでした。
エアロロードでここまで上りで遅れず走れる性能を有しているのは、称賛に値します。

ただし、昨年乗ったS5と違い、下りが少し伸びなかった点は無視できません。
リムの重さか、リムハイトの差やタイヤの太さから来る空気抵抗の大きさなのか、要因は複数上げられますが、なぜか集団内でもこれ以上伸びない感が強かったのは確かです。
そこを脚力で補わなければならなかったという側面もあります。
前輪だけはもっとエアロに振ったホイールで良かったかもしれないと思います。
現時点では「今後もVENGEじゃないとダメ」ってことは全くないです。
ホイールが進化しているといったって、リムブレーキでもCLX50などのスーパーエアロホイールがありますから、これにコルサプロスピードを組み合わせればアドバンテージが無いにはなりえません。
なので、純粋にフィーリングがリムとディスク、私にとってどっちが合うか?という観点もありますし、コースによって乗るバイクを変えた方が良いのか?という発想もあります。
今後もレース活動を続ける上で、バイク選びは大事になってきます。
ここはまだまだ探っていかなければならないところです。
【機材情報】

今回のレースを走り抜いた機材をメモします。
- フレーム:SPECIALIZED VENGE PRO 49サイズ
- ホイール:NEPEST NOVA45
- タイヤ:VITTORIA CORSA PRO SPEED 29C/28C 5.8bar
- ハンドル:ZIPP SL88
- ステム:S-WORKS TARMAC STEM 110mm/6deg
- サドル:SPECIALIZED POWER EXPERT 130
- メインコンポ:シマノ アルテグラR8050、LEXON R2 170mm
- ギア関係:R9100 52-36T、RED22 11-28T
- ペダル:シマノ PD-R8000 +4mm
- シューズ:S-WORKS ARES2 41.5
- クリート:シマノ 赤
- ヘルメット:LIMAR AIRATLAS M
【まとめ】
最後に、まとめ行きましょう!
今回のテーマは以下の通り。
【2025第5戦】第40回シマノ鈴鹿ロードレース レースレポート でした。
そして、本稿の結論は
もう少し上を狙うことはできた
これですね^^
今年は当然ながら、昨年のシマノ鈴鹿よりもさらに上の順位を狙って挑みました。
力及ばずで、また4位止まりという涙を飲む結果に終わりました。
色々考えていますが、そもそも大前提として、シンプルに年取ってるんですよね。
人生は進んでいくものなので、今から学生時代のように常に自分の思うようなリズムで生活を組んでいた頃に戻ることはできません。
同じフィジカルでも、若いかそうでないかからくるどうしようもない差があることも事実です。
体が全盛期から過ぎた年齢分下り坂に入っているのに抗いながらパフォーマンスアップを図っているのですから、昔と同じトレーニングメニューで良いはずがないです。
という観点からもう一度トレーニングメニューを再構築し、来年こそどこかで勝てるように、今から具体案を考え実践するしかないです。
以上、参考になると嬉しいです^^
それでは今日も、ありがとうございました!


