【2025第4戦】草津ナイトレース C2 レースレポート

こんにちは、コウです^^

それでは今日も元気よくやっていきましょう!

本日のテーマはこちら。

【2025第4戦】草津ナイトレース C2 レースレポート

こういうテーマでやっていこうと思います^^

最近変な病気がまた流行っているらしいですね。

夏なのにインフルエンザ?

また新たなコロナウイルス?

令和になっておかしなことが起きすぎていると感じている今日この頃です。

私は最近どうかというと、風邪をひきました。

ここまで順調にピーキングが進んでいただけに、腰を折られてしまいました・・・。

そんな中ではありましたが、去る8/23。

琵琶湖沿いの博物館のバス回廊を使って夜間に開催される「草津ナイトレース」に参加してきました!

風邪ひいてもレース出てるって、死にたいのか?って感じですけども。

 

同大会に出るのは、2年前の8月以来です。

2年前と言えば、KOGAのKIMERA ROADに乗っていた頃です。

当時は全盛期の力を完全に失った「元選手兼ただの一般人」になって数年経過していた頃です。

本格的にレースに復帰した年でもあり、当時は脚試しにC4に出ていましたが、コーナー抜けた後のインターバルと平地区間の40キロが速すぎて付いていけず、3周で千切れてしまいました。

ある意味トラウマ級の大会です・・・。

 

そんな苦い思いから早2年。

今回は2つジャンプアップし、C2での参加です。

どんな大会なのか、どんな結果だったのか、そのレポートをお届けします^^


【参加カテゴリー:C2

参加したのは、C2。

シマノ鈴鹿前の調整レースなので、カテゴリー的にこのくらい走っておかないといけないので、手は抜けません。

こんなコース図です。

高低差は5mですが、ゴール前が上り、1コーナーめがけて下りきって、2コーナーでほんの少し上ってあとは平坦、というレイアウト。

テクニカルなのは1コーナーですね。

1コーナーはロータリーの丸い縁石が出口側にあるのですが、これがイン側に向かって張り出してきています。

アウト・イン・アウトのセオリーを無視してインから突っ込むと、タイヤグリップが高くない場合大回りになって縁石ぎりぎりをかすめます。

実際、先に走っていたカテゴリーで、この縁石に突っ込んで草むらにダイブしている方がいました。

自転車も一回転するほど。

下り切った先の勢いが乗った中でのコーナリングなので、そこそこテクニカル。

 

C2はこの周回コースを14周します。

総距離18.2km。

平均スピードが結構速い大会なので、付いていけるかがカギです。


【結果は?

まず、リザルトですね。

結果から言いますと

 

8位

 

でした。

1人逃げ切られてしまいましたが、集団で固まったままゴールに入れただけ御の字です。

2年前の黄金の垂れから、ここまでよく戻して来れました。

しかも、冒頭の通り金曜の夜から風邪をひいてしまいました^^;

今もまだ病み上がり状態なのですが、これはシマノ鈴鹿まで少し休めっていう暗示なのか・・・?

それにしても、ようやくシマノ鈴鹿に向けて復調できたといった感じです。


【スタート前にやったこと

今回スタート前にやったことは以下の通り。

内容自体はいつもと変化ありません。

  • ウォーミングアップを行う
  • サプリメントを事前に補給する
  • アップオイルをしっかり塗り込む
  • 冷却用の水、氷嚢を用意する

今回は到着が遅かったため、1周だけ試走しています。

順番に見ていきましょう^^

ウォーミングアップを行う

いつもならローラーで行うアップですが、18:35スタートなところ、試走1周を終えて戻ってきたのが18時。

スタートの待機列の順番やトイレの準備もある中で、あと35分でアップもねじ込むのはなかなかキツイ・・・。

なので行ったのは以下の通り。

  • 100rpmで5分適当に回すだけ

脚の動かし方だけチェックし、あとはレース中に無理せずアップがてら走る方向に切り替えました。

大丈夫かいな・・・。

サプリメントを事前に補給する

レースを走る前は、サプリメントを摂るようにしています。

その理由は以下の通り。

  • パフォーマンスの最大化
  • 筋肉の攣り防止

パフォーマンスの最大化は、なんとなく皆さんもご理解いただけるかと思います。

そして、筋肉の攣りを防ぐ目的でも、サプリメントの摂取は効果的です^^

筋肉って不思議なもので、一度攣ってしまうと、そのシーズン中何度も同じ部位を攣る事が多々あります。

その原因は、常に一部の筋肉にばかり負担をかけているなどが挙げられます。

そうなれば対策すれば良いだけなのですが、問題は、攣ってしまうところまでいくと既に筋肉には相当な負荷がかかっているという事です。

特にレース中の筋肉の攣りは、心理的な負担も大きいと思います。

 

私は2023年のシマノ鈴鹿ロードレースで、実際に脚攣りを経験しています。

最終周回のデグナー辺りで攣ったので、無理すれば完走できるからと、私はそのまま走り続けました。

そしてその脚で、別種目も走り切りました。

その結果、どうなったと思います?

1週間まともに歩けなくなりました。

よちよち歩きか、超歩幅を狭くして、ようやく歩けるってくらいには痛みが続きまして…(笑)

シマノ鈴鹿から2週間近く経って、ようやく再び自転車に乗ったり、ジムに行ける程度に回復しました。

しかしながら、本当に全ての動作が緩慢になり、動くこと自体が億劫になるほど辛い時期でした…。

ですので、もうそのような経験をしたくないため、レース前は特に脚攣り防止につながるサプリを摂取する様にしています^^

 

今回持って行ったものは以下の通り。

  • クレアチン
  • VAAM

これをレース前に飲んでいました。

アップオイルをしっかり塗り込む

先のサプリメントのお話と近いですが、これもパフォーマンスの最大化のために行います。

私自身が感じている、アップオイルの塗り込みによる効果は以下の通り。

  • 筋肉のしなやかさを少しでも上げる
  • レース中の疲労感を感じにくくする

特に筋肉のしなやかさは重要です。

ガチガチに固まった状態よりも、バネのようにしなやかに動ける状態の方が、筋肉は力を発揮しやすいです。

スプリントにおいても、全身に力を込めて固めるより、身体全体をバネのように動かせる方が速かったりします。

冷却用の水、氷嚢を用意する

ナイトレースとはいえ、夜でもまだまだ暑さが続く季節です。

この時期は、適宜身体を冷やせるよう、氷水や氷嚢、冷却スプレーの準備は必須です。

完走できたとしても、身体の内部からオーバーヒートで倒れてしまっては元も子もありません。

塩タブレットの準備もお忘れなく。


【今回の目標

今回のレースで目標としたことは以下の通り。

  • 安全に走り切る事

です。

2年前に1回しか走っていないコースなので、走り方はいまいちよく分かっていません。

ただ、そこまで思いっきりバンクさせないと曲がれないカーブはないです。

個人的にはゴール前の上りと、2コーナーの立ち上がりインターバルが今回の鬼門です。

何より、風邪による体調不良がどう影響してくるか・・・。

今年の本命は来週のシマノ鈴鹿なので、ここで怪我するわけには絶対いきません。

 

それでは、レースレポートです。


【C2 レポート

天気は晴天。

風もわずかながら吹く程度で、大きな影響はなさそうです。

 

スタートは18:35。

走る前から、何の緊張感もありませんでした。

去年はどの大会も、そして前回のAACAまでは、結構気合い入れるために緊張していたのですが、今回は特にそういった感情は湧いてきません。

風邪ひいているので、あまり良い成績は残せないだろう、最悪降りるか・・・と思っていたのです。

 

スタートし、2コーナーを抜けて緩い左コーナーの途中からリアルスタート。

45キロくらいまでは普通に上がっていきます。

前半の3、4周くらいは皆様子見で、抜け出してみる人もいるけどまた戻ってきて、抜け出しては追って吸収して、の繰り返し。

そんな踏まなくてもいいのに、インターバルが変なところでかかるので、心拍が結構しんどい。

それもそのはず、アップしてませんから。

でも気分的には、おお、意外とこんなもんか、という感じ。

妙に冷静です。

後ほど機材紹介で書きますが、今回もVENGEで走っています。

そして、新しく仕入れた「NEPEST NOVA45」を持ち込んでいます。

ホイールが変わっただけですが、直前に走ったAACAとは全く走りが違います。

スプリンターの私が上りで普通についていこうとしたら、逆に集団の前へ出て行ってしまうほどスピードが落ちない。

踏み直しても脚に嫌な硬さが来ないから、純粋にペダリングで消費する筋肉の消耗だけを気にしていれば良い状況。

何より、NOVA45の加速の鋭さがかなり良い感じ!

2コーナーのインターバルでのペースアップにも簡単に追いつけます。

そんな感じで調子こいてインターバルのたびにホイールのテストとかスプリント練習していたせいで、徐々に脚を削ってしまっていました。

 

そんな中で、半分過ぎたくらいで、久々のやらかし。

2コーナーの立ち上がりでペダルヒットさせ、リアが跳ねて外側の縁石近くまで吹っ飛びました。

・・・が、タイヤが着地時に持ちこたえてくれたため、事なきを得られました。

意外とやるやんけ、コルサプロスピード。

TTタイヤなどそのまま滑って吹っ飛ぶと思っていたので、意外でした。

 

それはさておき。

ペダルヒットなどレース中にさせたことは今まで一度もないので、状況的によほど焦っていたのだと思います・・・。

当時の状況を振り返ります。

  • 思っていたよりも悪いライン取りをしたせいで、減速気味でコーナー脱出といけなくなった
  • 前との差が開きすぎだった

こんな状況でした。

まず、ペダルヒットさせたのは2コーナー出口でした。

2コーナーは本コースの中で最もコーナーアールが小さいです。

入り方を間違えると致命的ではないものの少し不利な状況になること請け合いなコーナーです。

加えてイン側には立派な植栽が植わっており、出口付近の様子が見えづらい。

視界が開けた時に初めて前の状況が見えるため、心理的に焦ってしまいやすいです。

また、これは私の癖ですが、コーナー進入前に前走者の落車回避も兼ねて、前を少し開けます。

詰めるのはよほど低速コーナーの時だけですね。

上記の通り植栽による視界不良を乗り越えて初めて前が見えた時、思っていたより車間が開いていたのです。

結果、先行者に追いつこうと気持ちだけが逸り、まだバンクさせたままだったのに早めに踏み始め、ペダルヒットしたという構図です。

TTタイヤだった、というのも災いしている可能性があります。

TTタイヤは経験上、踏み直しによるトルク変化の影響が大きいです。

踏み直した時にリアが僅かに外に撓んだのを感じたのですが、一瞬深くバンクしたのでしょう。

色々な状況が重なっていたと思われます。

 

そんな事案もありながらレースを続行させていくのですが、無駄に心拍が上がったのと踏み直しが楽しすぎて踏みすぎたせいで、徐々に心拍数が高まっていきます。

風邪っぴきのくせに意外と走れているから、このまま最後まで行きたい気持ちと、呼吸の辛さでレース降りたい気持ちが混在するよく分からない状態に。

 

しかし本当にVENGEとNOVA45の相性は素晴らしいです。

レース後半になれば、踏む回数が増える度に脚が悲鳴を上げ始めるものなんですが、今回はそれが一切ありません。

上りも徐々に周りがペース落ちだすのに、自分は脚力だけは余裕しゃくしゃく。

心拍数が落ち着かないのでなかなか攻められないのが辛いくらいでした。

 

ゴールが近づいていくにつれて、徐々にペースも上がっていきます。

そして迎えた残り3周の4コーナー手前。

2つめの事案が起こります。

後方から上がってきた選手が2人(前の人をA、後ろの人をBとしておきます)、私の右を上がってきます。

A選手が私の目の前へ来た=左にラインをずらしたため、A選手と私で一列になった状態に変わりました。

一台入れないくらい程度には車間が開いていたので、加速してA選手の後ろに付こうとした時。

元々A選手の後ろにいたB選手が、A選手の後ろにそのまま付く形で私の方に寄って来るじゃないですか。

私とB選手で通りたいラインがクロスし、私のハンドルとB選手の腰ががっつり接触。

かろうじてバランス取れたので落車しなかったのが幸い。

ここでコケていたら来週の鈴鹿はパーです。

ただ、接触の影響で右STIが内側にかなり倒れ込んでしまいました。

走りながら直せる修正ではないので、仕方なく下ハンドルで残りをこなしていくしかなくなります。

 

そして最終周回。

ここまでなんとか集団の前の方にも出れてきましたが、ペースが緩まないため、後半の10分間は心拍数が180オーバーというレッドゾーン状態。

後で見返したら、平均心拍が177だったので、心臓にとってはずっと辛い状況だったんだろうと思います。

いつものシマノ鈴鹿より10か15は高いです。

2コーナーを抜けた時点で前に10人ほど残し、私はゴール前に向けて呼吸を整えようとしていました。

そんな中で現れたのが、残り1キロを切ってからの逃げ・・・。

この状況、どこかで見たぞ。

あ、あれだ。

4月に出た、けいはんなサイクルレースと同じだ・・・

と悟りました。

脚はまだ踏めるけど、踏むためのエネルギーを生み出す心臓がもうかなりの速さで動いている。

風邪の初期はアドレナリンが出ていると言いますが、そんな状態でも流石にここから1000mTTに近い動きはようやらん。

周りも全然脚が回っていないので、結構限界ぎりぎりだったんでしょうね。

私も心臓の方が先に限界突破したので、一緒です。

見送るほかありませんでした。

結局一人逃げを許し、集団ゴール。

逃げ切った方は途中何度か集団から千切れそうになっていたのを見ていたので、かなり粘り強い方だなと思いました。


【機材情報

今回のレースを走り抜いた機材をメモします。

  • フレーム:VENGE PRO 49サイズ
  • ホイール:NEPEST NOVA45
  • タイヤ:VITTORIA CORSA PRO SPEED 28C 前後5.6bar(VITTORIAのラテックスチューブ入り)
  • ハンドル:ZIPP SL88 40
  • ステム:S-WORKS TARMAC 110mm/6度
  • サドル:POWER EXPERT 130
  • メインコンポ:シマノ R8050
  • ギア関係:52-36T 170mm、RED 11-28T
  • ペダル:シマノ PD-R8000 +4mm
  • シューズ:SPECIALIZED ARES2
  • クリート:シマノ 赤
  • ヘルメット:MET MANTA

【まとめ】

最後に、まとめ行きましょう!

今回のテーマは以下の通り。

【2025第4戦】草津ナイトレース C2 レースレポート  でした。

そして、本稿の結論は

良い位置までいけたが、位置取りの課題が残る

これですね^^

今回も結果的には、4月のけいはんなサイクルレースと同じく勝負に負けました。

 

なぜ同じミスを繰り返しているのか?

少し考えました。

当時は脚も心拍も限界ぎりぎりで、もうこれ以上は無理・・・という中でのアタックにより勝てる可能性を手放しました。

今回は脚は良かったものの無駄な動きで心拍を上げ過ぎて、動けなくなって心が甘えてしまい、チャンスをみすみす逃しました。

では、なぜどっちもスプリントに向けて燃料満タンか、それに近い状態で最終盤にいけないのか?

それはひとえに、位置取りが下手になっているからだと考えます。

クリテリウムの場合、集団のどこにいるかでコーナーの脱出速度、ライン取り、立ち上がり加速のきつさなど、あらゆる場面で有利不利がはっきりします。

また、どうせ吸収されてしまう程度の様子見アタックに付いて行ったり、上りで感覚を試すような行為もしていました。

数回ならまだしも、それを毎周回やっていたらどこかで破綻します。

元々持久力に長けていないスプリンターだったら尚更です。

その結果、ゴール前になって空気抵抗が減る代わりに埋もれてしまう集団内で呼吸を整えるという愚策に出ていました。

スプリンターなら逆なんですよ。

多少呼吸が苦しくなってでも、ゴール前になったらゴールに一番近い位置へ上がるべきなんですよね。

そのタイミングがいつなのか?はレースの展開次第ですが、実は最終周回でも上がれる隙はありました。

2コーナーのインターバルで、私のペースが集団より速かったのです。

そのまま前へ出ていれば、あのアタックに反応できた可能性もあったのです。

去年のシマノ鈴鹿もそうでしたが、「ゴールが近づいてきたら前へ上がる」というスプリンターの勝負勘を完全に忘れています。

結構致命的な課題です。

 

しかしです。

そもそもそういった勝負勘や位置取りの重要性を語るためには、ゴール前まで残れなければ全く意味がありません。

位置取りが悪かったのは悔やまれますが、ゴール手前まで集団の先頭で残れたのはとても久しぶりでした。

ここに来るまでの過程を加味すると、上出来そのものといえます。

7月頭から始めた、低強度トレーニングが功を奏しています。

逆にそれ以外に何も高強度トレーニングをしていません。

正直脚はかなり順調に回っていました。

心拍数も平均177とはいえ、ここまで高い数値をずっと維持出来るほどのトレーニングは他に何もしていません。

やったとしても、最近ようやくVO2max入れたり、スプリントトレーニングを再開した程度です。

現役で走っていた頃に近いパフォーマンスを取り戻せているのを強く感じています。

 

今年こそはシマノ鈴鹿で良い結果を残せる気がします!

何の根拠もない自信ですが(笑)

 

以上、参考になると嬉しいです^^

それでは今日も、ありがとうございました!

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