【更なる高みへ】Cervelo S5を完璧な状態にしました【またも観察編】

こんにちは、コウです^^

それでは今日も元気よくやっていきましょう!

本日のテーマはこちら。

 

【更なる高みへ】Cervelo S5を乗れる状態にしました【実走編】

こういうテーマでやっていこうと思います^^

 

空力のスペシャリスト、Cerveloが放つトップエンドバイク「S5」に、ご縁があり乗っていく事になりました^^

その時の記事がこちら。

前回は単純にバイクの紹介をしただけで、乗ってはいませんでした。

というのも、私の身長に合わせると、ちゃんとポジションが出る状態になっていなかったのです^^;

ですので今回の記事では、S5のパーツ交換により、私がちゃんと乗れる状態になったS5のお姿をお届けいたします^^

 

いつ実走インプレッション上げるんだ!?

という突っ込みは一旦収めてください(笑)

どんなバイクになったのか、良ければ見ていってください!


【Cervelo S5、改造後の姿】

はい、かっこいい。

その一言に尽きます、いや本当に(笑)

 

 

・・・前回と同じ流れですね^^;

 

見比べてみると、結構変わっているのがお分かりいただけると思います。

ちなみにホイールは前回紹介した、「SCOPE R4」です^^

 

フレームカラーと合わせ、ピレリ「P ZERO RACE」を装着しています!

なかなか良いタイヤだと思いましたので、これも後日インプレッションを書きます。

 

 

さてさて、本題に参りましょう。

S5をカリカリの自分仕様にするに当たり、変更したパーツは以下の通り。

  • リアディレイラー【RD-R8000-SS → RD-6800-SS
  • コックピット【VIBE ALLOY → ZIPP SL88
  • シートポスト【純正SP17 → 純正SP20
  • サドル【サンマルコ ショートフィット → レペンテ QUASER2.0 AERON

こんな感じですね。

FOILの時から愛用するパーツで固めています^^

順番に見ていきましょう!

リアディレイラー【RD-R8000-SS → RD-6800-SS】

リアディレイラーを交換しました。

11速の最新といえばR9100シリーズですが、私は世代を一つ落としました。

「シャドーデザイン」というシマノMTBコンポ発祥の技術が奢られ、スプロケットのキャパシティやビッグプーリーへの互換性など、色んなメリットを持つR9100シリーズのリアディレイラー。

わざわざ旧世代のリアディレイラーに変更した理由はただ一つ。

調整のしやすさ

これに尽きます。

 

こちらは6800のリアディレイラーのアジャストバレル。

昔ながらの、単純にクルクル回すタイプなので、変速調整をスピーディーに行えます。

何が良いのかと言いますと、指の軽い力で気軽に変速調整ができる事です。

この気軽さが良いんですよ!

わざわざ最新スペックのR8000から変更したのは、R8000のアジャストバレルがあまりに使い辛いのです。

R9100シリーズから登場した「シャドーデザイン」のリアディレイラー群は、単純にアジャストバレルを回しても変速調整ができません。

調整するには、外側の黒い部分をケーブル側に摘まみ上げ、内部の爪同士を嚙合わせる事で初めてバレルが回転します。

単純に今までのリアディレイラーと同じように、いきなり黒い部分をクルクル回すだけでは、バレルが回転してくれません。

これが死ぬほど使い辛いのです^^;

まず黒い部分を摘まみ上げ・・・上げ・・・・・・

固い!!

そして爪が噛んでいるのか?が分かり辛い。

噛んだと思ってクルクル回しても、実際は中身が回っていなくて全然変速調整出来ていない事が多い。

結果的に指先に結構な力を入れて無理矢理回すという、文字通りパワープレイしないといけなくなります。

リア変速って結構シビアに追い込めるポイントなんですが、その為にも調整可動部は簡単に動かせる方が理に適っていると考えます。

とはいえもちろん走行中の振動で回転するほどゆるゆるなのは以ての外ですが、そんな経験今までありませんし、これまでのリアディレイラーのアジャストバレルはそんな簡単に回るような構造でもありません。

という事で、デザインの統一感以外にこのリアディレイラーを使うメリットが見当たらないため、旧世代のリアディレイラーに変更しました。

 

ちなみに私のFOIL、販売当時はシマノの5800系105が付いていました。

今もそうですね。

ところが私はかつて、

STIの握り心地が好きじゃない

という理由だけで、コンポをわざわざ10速の7900シリーズに交換して3年ほど乗っていた時期があります。

結局、パーツの入手性の問題や、手が馴染んだこともあって11速にまた戻したのですが、そのくらい「拘るところには拘る人間」という事です。

いずれパーツが無くなったらシャドーデザインのリアディレイラーに移行していくのでしょうけど、まだ先の話です・・・(笑)

コックピット【VIBE ALLOY → ZIPP SL88】

前回はこちらのパーツが付いていました。

PROのVIBE、堅実な組み合わせです^^

こちらが・・・

 

こうなりました。

ハンドルもまた色々使ってきましたが、S5にもZIPP「SL88」を起用します。

究極的にエアロなバイクなのに、ハンドルだけはエアロの「エ」の字もございません(笑)

SL88はFOILで全盛期を突っ走った、私のスプリントの相棒です^^

私はハンドル単体のエアロ効果よりも、そのハンドルを使うことで人間側がエアロな姿勢を取れるかが重要だと考えています。

もちろんエアロであることに越したことはないのも事実です。

どっちが乗り手にとって大要素であるか、というお話です。

単独巡航メインであるとか、下ハンドルには拘らないのであれば「エアロハンドル」は良い選択肢だと思います。

 

ここ最近のロードバイクは、とにかく空気抵抗の削減に重きを置いています。

そのために整備性やユーザーフレンドリーを犠牲にしているのは、時代の流れを感じるところです。

まあそこに拘らないと、空力的に不利になるのは分かっています。

 

ただ、私の持論ですが、空気抵抗削減が重要になるのは、レース中に先陣切って逃げていくような「風をもろに受けにいく」シーンで真価を発揮します。

対照的にスプリンターは、基本的に集団内にいることが多いです。

空気抵抗を最大限受けるのは、最後の200mくらいなものです。

であれば、元々空気抵抗の割合が小さいパーツですから、下ハンドルを握ってしっかりもがける、低い姿勢を取りやすいハンドルをチョイスした方が理に適っています。

その方が、エアロ効果で削減したワット数よりも高いパワーを絞り出せることでしょう。

シートポスト【純正SP17 → 純正SP20】

CERVELOがS5、S3、S2用に作っている純正シートポストは4種類あります。

 

初代は、2012年登場の初代S5についていた、やぐら位置を2ヶ所選べる、横からレール位置を固定するシートポスト。

二代目は、私の所有するS5が登場した2015年モデル以降に設定された「SP15」

そして三代目が、2017年頃に登場した「SP17」

この三世代が、リムブレーキ版のS5に取り付けられてきました。

今現在のS5 Discに付いているシートポストは「SP20」という、新しい調整機構を持ったシートポストです。

結構重たくて、私のS5用の長さに合うよう60ミリほどカットしても210グラムあります^^;

ちなみにCervelo本国サイトにも載っていますが、「SP20」はリムブレーキ版のSシリーズに取り付けできます^^

ここの形状は初代から全く変化していないみたいです。

 

なので、新旧S5パーツがミックスされています(笑)

 

シートポストを買い換えた理由は2つあります。

  1. 単純に短すぎるから
  2. セットバックがゼロオフセットのシートポストが欲しかったから

特に、とにかくゼロオフセットであることに拘りました。

なぜか?

Cerveloはなぜか全サイズ通して、シートアングルが「73度」もあるからです。

小さめサイズでもこんなにシートアングルが寝ているメーカーは、他には3Tしか知りません^^;

3Tのフレームは元Cerveloのエンジニアが設計に関わっているので、シートポストの出方がS5に似ています。

ただあちらはもっと凶悪で、最小サイズ51でも「72.5度」と異常なくらい寝ています。

 

閑話休題。

今まで乗ってきたバイクは全て、シートアングルが「74度以上」の立ち気味なフレームでした。

FOILは74.5度、TMR01とKIMERAは74度、VENGEは75.5度、SUPERSIX EVOは74.3度。

そういったフレームが、私に合うみたいです。

片や、S5は73度。

ダントツで寝ています^^;

これによって起こる問題とは何か?

サドル取り付け位置が大きく後退するのです。

分かりやすく説明する為に、シートチューブの延長線上からシートポストが飛び出る、一般的なフレームを想定してみましょう。

 

例えば、私のFOILもそうですね。

他にも一般的な私のFOILのサドル高さは685mmで、BB軸からのサドルオフセットは40mmあります。

この位置がドンピシャにハマっている状態なので、これが基準になります。

ところで、サドル高さの定義ですが、基本的にはフレームのBB軸からシートチューブに沿わせて測定します。

ということは、シートアングルが異なるフレームに移行するとどうなるでしょう?

シートアングルが立てば、FOILよりサドル高さは上がってサドルは前進します。

シートアングルが寝れば、FOILよりサドル高さは下がってサドルは後退します。

FOILのサドル位置が一番良いのに、これではサドル位置が変わってしまいますよね。

しかもシートアングルが1度変わると、サドルレールのクランプ位置は約10mm変化します。

特に厄介なのは「後退側」。

昨今のフレーム専用シートポストの場合、基本的に前へのオフセットバージョンというのは存在しません。

そういった事情があり、こちらに変更となりました。

サドル【レペンテ QUASER2.0 AERON】

イタリアのレペンテってメーカー、ご存じですか?

表皮を付け替えられる画期的な構造のサドルなんですけどね。

購入したのは、「QUASER2.0 AERON」というモデルです。

フラット目な座面に薄めの柔らかいパッドを備えています。

金属レールで185グラムという軽さの割に、1万円を切るハイコストパフォーマンスを誇るサドルです。

機構がどうとかはあまり興味が無くて、ピンと来たのはこれ。

 

 

パッと見てすぐに「あーはいはい、なるほどね!」と感じられた方は、相当サドルを見てこられた、あるいは触ってこられた歴戦の猛者ですね(笑)

このサドル、レールが後方にオフセットしているのです。

その証拠に、最も肩が落ちている位置よりもレールの付け根の方が後ろにあります。

 

私はこれまで、スペシャライズド「POWER」をはじめ、数多くのサドルを使ってきました。

普通の長いサドルに始まり、今ではショートノーズサドルをずっと愛用していますが、ショートノーズサドルってそもそも「ドカッと前乗りするためのサドルではない」と考えています。

ショートノーズサドルとて、用途はロードバイク用です。

長距離を無理なく走り切るためには、ある程度脚を回しやすくする=サドルの座る位置を後ろに持っていけるようにするのがセオリーです。

そうすると、サドル側の対応としては、レールを長くするか、レール取付基準位置をサドルの真ん中にする(又は少し前に持っていくか)のどちらかしかありません。

大抵のサドルは、上記のセオリーを守って設計されています。

すると、先のシートポストの件と被りますが、シートアングルが寝ているフレームだと、サドルを前に出そうと思っても満足に出せない事態が発生してしまいます。

対策としては、レール取付位置がサドル後方=サドルの座る位置を前に出せるモデルを選ぶしかありません。

それができる数少ないサドルが、この「QUASER2.0 AERON」なのです^^

 

ということで、軽くレースに出てきましたので「QUASER2.0 AERON」の簡単なインプレッション。

  • 穴開き部のエッジが少し尖っていて、ガッツリ恥骨を当てると少し痛い
  • 座面後部が少し反っていて、意外とスイートスポットは見つけやすい
  • 薄いけど硬くないから乗り心地は悪くない

そんな感じのサドルです^^

 

 

以下、余談です。

実はこのサドルを使い始めたのはつい先週からでして、ホイールインプレッションの時は別のサドルを使っていました。

 

やっぱりリムハイト高い方がカッコいいですよね・・・。

ではなくて。

 

サドルに無数の穴が開いているのがお分かりになりますかね。

実は、中華製3Dプリントサドルを使っていたのです^^

Aloexpressにあります、BUCKLOSというところの3Dプリントサドルです。

3Dプリントサドルはへたりが早い代わりに、とかくふかふかで極上の乗り心地と聞いていました。

サドルって表皮をきっちり貼ったり、縫製も含めて作るのが難しいパーツだと思っていましたが、ベースの上に3Dプリンターでクッションを敷くだけの構造なら、中国の謎の技術を持った人たちでもできちゃうんですよね。

てことで、スペシャライズド「POWER」によく似た形状のものを買ってみたのです^^

カーボンレール仕様で、8000円ほどでした。

結構良かったのですが、シートポストの件と併せてS5ではポジション出しに難儀したため、FOILに取り付け予定です。

 

ちなみに私の妻のメリダにも、3Dプリントサドルを取り付けています^^

ジーパンで乗っても快適な、ふわふわクッションのようなサドルが欲しい

というお題をずっと前からもらっていまして、どんなサドルが良いかずっと考えていました。

スペシャライズドのMIMICサドルを買ってきたり、私的にはかなり柔らかいサドルに乗ってもらったこともありましたが、どれもいまいちなようでして。

そんな中試しに買ってみたこのサドル、妻にもかなり好評でした^^

とにかく柔らかいサドルをお探しの方に、お試しで中華製3Dプリントサドルはいかがでしょうか(笑)


【まとめ】

最後に、まとめ行きましょう!

今回のテーマは以下の通り。

【更なる高みへ】Cervelo S5を乗れる状態にしました【またも観察編】  でした。

そして、本稿の結論は

S5、ポジション出し完了!

これですね^^

先日出場した大会には間に合いました。

あとはシマノ鈴鹿ロードレースまで実走を重ね、慣れるしかありません。

バイクだけが先行して、私の実力が置いていかれそうな勢いです^^;

バイクに負けないように、私も精進していきます!

 

以上、参考になると嬉しいです^^

それでは今日も、ありがとうございました!

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