こんにちは、コウです^^
それでは今日も元気よくやっていきましょう!
本日のテーマはこちら。
【2025第3戦】キナンAACA R5 1-2 レースレポート
こういうテーマでやっていこうと思います^^
去る7/13。
岐阜県長良川沿いで開催される「キナンAACA」に参加してきました!
同大会に出るのは、昨年8月以来です。
当時の記事がこちら。
昨年はまだまだ復調の途中だったのと、日焼けを過度に嫌ったため1-4でのエントリーでした。
今回は2つジャンプアップし、1-2での参加です。
6年前、このカテゴリーで1回だけ勝っています。
当時とはコースレイアウトも距離も違いますが、それでも実力者が揃うカテゴリーなのは間違いありません。
実に長いブランク期間を経て、1-2に復帰してみました。
どんな大会なのか、どんな結果だったのか、そのレポートをお届けします^^
【参加カテゴリー:1-2】
参加したのは、1-2。
昨年からレースに本格復帰している私ですが、ようやく見合っているであろうカテゴリーに帰ってこれました。
1-2は、1-4、1-3と同じ2.5kmの周回コースを10周します。
総距離25km、AACAの締めを飾るレースです。
去年走っているのでコースの全容は分かりますが、2.5km周回はバックストレートへ入るコーナーが、集団で入るとすごく狭いんですよ。
一人だと余裕ですが、それでも大減速は必須。
ここでのスピードが、バックストレートでの立ち上がりにもろ影響しますので、結構鬼門です。
【結果は?】
まず、リザルトですね。
結果から言いますと
赤旗中断
でした。
まさかのレース中止です。
人生初の レース中断→そのまま終了 を経験することになりました。
原因は、最終周回直前のホームストレートにおいて、私の目の前で起きた大きな落車。
これについては後述します。
【スタート前にやったこと】
今回スタート前にやったことは以下の通り。
内容自体はいつもと変化ありません。
- ウォーミングアップを行う
- サプリメントを事前に補給する
- アップオイルをしっかり塗り込む
- 冷却用の水、氷嚢を用意する
今回は見知ったコースなので、試走はなしです。
順番に見ていきましょう^^
ウォーミングアップを行う
いつもならローラーで行うアップですが、15時スタートなので、丁度一番暑くなる時間にアップすることになります。
なので実走でアップ。
内容は以下の通り。
- 10秒高回転もがき x 3回
これで心拍数160を超えてくれたので、心肺の動きは問題なしです。
年齢と共に心拍数の上限は下がってきますので、去年からアップデートしています。
サプリメントを事前に補給する
レースを走る前は、サプリメントを摂るようにしています。
その理由は以下の通り。
- パフォーマンスの最大化
- 筋肉の攣り防止
パフォーマンスの最大化は、なんとなく皆さんもご理解いただけるかと思います。
そして、筋肉の攣りを防ぐ目的でも、サプリメントの摂取は効果的です^^
筋肉って不思議なもので、一度攣ってしまうと、そのシーズン中何度も同じ部位を攣る事が多々あります。
その原因は、常に一部の筋肉にばかり負担をかけているなどが挙げられます。
そうなれば対策すれば良いだけなのですが、問題は、攣ってしまうところまでいくと既に筋肉には相当な負荷がかかっているという事です。
特にレース中の筋肉の攣りは、心理的な負担も大きいと思います。
私は2023年のシマノ鈴鹿ロードレースで、実際に脚攣りを経験しています。
最終周回のデグナー辺りで攣ったので、無理すれば完走できるからと、私はそのまま走り続けました。
そしてその脚で、別種目も走り切りました。
その結果、どうなったと思います?
1週間まともに歩けなくなりました。
よちよち歩きか、超歩幅を狭くして、ようやく歩けるってくらいには痛みが続きまして…(笑)
シマノ鈴鹿から2週間近く経って、ようやく再び自転車に乗ったり、ジムに行ける程度に回復しました。
しかしながら、本当に全ての動作が緩慢になり、動くこと自体が億劫になるほど辛い時期でした…。
ですので、もうそのような経験をしたくないため、レース前は特に脚攣り防止につながるサプリを摂取する様にしています^^
今回持って行ったものは以下の通り。
- NOx系サプリ
- クレアチン
- VAAM
これをレース前に飲んでいました。
アップオイルをしっかり塗り込む
先のサプリメントのお話と近いですが、これもパフォーマンスの最大化のために行います。
私自身が感じている、アップオイルの塗り込みによる効果は以下の通り。
- 筋肉のしなやかさを少しでも上げる
- レース中の疲労感を感じにくくする
特に筋肉のしなやかさは重要です。
ガチガチに固まった状態よりも、バネのようにしなやかに動ける状態の方が、筋肉は力を発揮しやすいです。
スプリントにおいても、全身に力を込めて固めるより、身体全体をバネのように動かせる方が速かったりします。
冷却用の水、氷嚢を用意する
厳しい暑さが続くようになってきた季節です。
この時期は、適宜身体を冷やせるよう、氷水や氷嚢、冷却スプレーの準備は必須です。
完走できたとしても、身体の内部からオーバーヒートで倒れてしまっては元も子もありません。
塩タブレットの準備もお忘れなく。
【レース前に起きたドタバタ劇場】
VENGE PROを増車してから、新たにホイールを買いました。
カーボンクリンチャーです。
で、VENGE PROって硬いんですよ、乗り味が。
乗り心地もMADONE SLRに慣れた身としては、辛いものがある。
ということで、リムブレーキの時はブレーキ熱の影響で使えなかったのですが、乗り心地の向上を目的として久しぶりに「ラテックスチューブ」をインストールしてみたのです。
メーカーはビットリア。
28Cまで対応するラテックスチューブを今も安く作っているのはビットリアくらいなものです。
長良川サーセン(サービスセンターの略です)に到着したのが、13時前。
レースは15時なので余裕たっぷりですね。
車からバイクを降ろし、前輪付けて、空気入れた後に着替えようと車の後部座席へ行こうとした時・・・
バアン!!!
ラテックスチューブが爆発しました。
その勢いでリムからタイヤが外れています。
あばばばbbばあばばばbbあああばあばばばば
なんてこった、替えのチューブ持ってきてないぞ!!
受付に行ってチューブの販売をしていないか確認しに行ったものの、バルブ長ロングのものがない。
急いで近くにある自転車屋さんを探し、センガサイクルさんを見つけたのでそちらにお邪魔。
戻ってきたのが14時頃。
準備含めてなんとかレースに間に合いました。
新たに入れるのはパナレーサーのTPUチューブ「パープルライト」。
乗り心地がめちゃ悪化する方向に行ってるやないか。
とはいえ重量級ブチルと同じ値段だったので、それなら少しでも軽い方を、ということでお買い上げです。
・・・といった事件がありました。
【今回の目標】
今回のレースで目標としたことは以下の通り。
- 勝ちを狙いに行く
です。
何度も走っているコースなので、走り方はよく知っています。
仕掛けるポイントも分かっています。
スプリントになった場合、最終コーナーに向けての位置取りでどこまでスピードを乗せていけるかだけの問題なので、単純にスピード勝負で決することが多いのがこのコースの特徴です。
それでは、レースレポートです。
【1-2 レポート】
天気は晴天。
ただ、土地柄特有の強い南風が吹いていました。
バックストレートが向かい風。
先に開催されている1-1を見ていても、バックでは全然スピードが乗っていないのが分かるほどでした。
なので、最悪千切れてもホームストレートでバックに向かうコーナー前に集団に追いつけさえすれば、スプリントに残れる=勝機はありそう、と踏んでいました。
スタートは15:01。
今回風が強く、レースペースが全然上がらず1レース間の時間がかかり過ぎていた事から、今回は特例で、本来10周回するところが7周回(1-3と同じ)に減らされました。
そんな状態で、なおかつ1-2ともなればそれなりに活性化するだろうな・・・と思っていたのですが。
ぶっちゃけ、かなり楽なレースでした。
ホームストレートは追い風パワーで50キロ以上で進みますが、バックは立ち上がりは45キロ前後まで上がるものの、その後落ち着くと30キロくらいで流れるのでがっつり休めちゃいます。
そんな中、3周目くらいからAACAらしく3人ほどの逃げができます。
ギャップは20秒差。
私もローテに加わるものの、差を埋められるような脚は無いので、集団でひたすら脚を溜めるくらいしかできませんが・・・。
そんな展開が延々と続き、迎えた最終周回。
・・・といきたかったのですが、6周目の最終コーナーを抜けた先、立ち上がりで落車が発生。
私の2車身先で。
この赤いヘルメットが私。
これは落車が起きた直後、フルブレーキの最中の写真です。
減速し始める瞬間のスピードは、GARMIN読みで44.4キロ。
偶然ですが”死”(4)が3つ並んでいました、縁起でもねえな。
2人ほど絡み、その後後ろからも何人か突っ込んでいたかな。
どう見ても私も突っ込むの確定な状況ですが・・・
その2秒後、10.5キロまで減速しています。
回避!
リムブレーキだとそのまま突っ込みそうな勢いでしたが、後ろからの追突よりも目の前の人とバイクへの衝突回避を優先した結果、かろうじてブレーキが間に合いました。
とはいえ後輪は若干滑っています。
コース上に散らばったボトルやらアイウェアやらを回避しつつ芝生から復帰。
こういうとマーケティング的に有利になっちゃいますが、ディスクブレーキで出て本当に良かったと心底思った瞬間でしたね。
あと機械式だったのも功を奏しているかも。
油圧であの重心位置のままフルブレーキングしたら、前転か後輪が盛大にスリップしていたかもしれません。
運営が笛鳴らしていたので、多分このまま終了するかと思いきや、集団が彼方まで行ってしまったため、一応追いかけます。
で、バックのコーナー手前でキャッチ。
一応
最悪千切れてもホームストレートでバックに向かうコーナー前に集団に追いつけさえすれば、スプリントに残れる=勝機はありそう
と想定した通りの運びになっています。
ただ、心拍的には結構ギリギリの状態でした。
そりゃそうです、ホームの1キロをずっと50キロ後半で追いかけたのですから。
追い風があるとはいえ、単独走に慣れていない人間にとっては苦痛です。
スプリントに絡めなくなる可能性も抱えてのプレッシャーで、余計心拍が上がります。
案の定、追い付いてからも心拍が戻らず、脚だけ回復の為くるくる回すのが続き、いよいよスプリントに向けての位置取りが始まります。
・・・が、テニスコートの横を過ぎたところで赤旗が振られているのが見え、レースは中断。
そのまま中止になり、終わりました。
【機材情報】
今回のレースを走り抜いた機材をメモします。
- フレーム:VENGE PRO 49サイズ
- ホイール:YOELEO SAT C60 DB PRO NXT SL2
- タイヤ:PIRELLI P ZERO RACE TT 26C 前後6.2bar
- ハンドル:ENVE SES AERO 37
- ステム:S-WORKS TARMAC 110mm/6度
- サドル:POWER EXPERT 130
- メインコンポ:シマノ R8050
- ギア関係:R8000 52-36T 170mm、RED 11-28T
- ペダル:シマノ PD-R8000 +4mm
- シューズ:SPECIALIZED ARES2
- クリート:シマノ 赤
- ヘルメット:S-WORKS EVADE3
結局ホイールはYOELEOにしました。
これについても今度記事に上げていきます。
【まとめ】
最後に、まとめ行きましょう!
今回のテーマは以下の通り。
【2025第3戦】キナンAACA R5 1-2 レースレポート でした。
そして、本稿の結論は
意外と良い位置までいけた
これですね^^
今回は勝っても負けてもないので、ただの振り返りになってしまいますが。
実は今回のレース、本来ならそのパワー領域照準を当ててクリテリウム用のトレーニングをするところなんでしょうけど、特に対策はしていません。
特に7月に入ってからは高強度トレーニングの一切を捨てて、低強度にばかり投資していました。
そのトレーニング内容と理由については、また今度別記事を書こうと思います。
多分ツイッター?X?で有名になっていると思われる、あのトレーニング法です。
今も実践しています。
やっていたことは本当にそれだけです。
少しだけヒントを出しておきますね。
背景にあるのは、6月の美山ロードでの上りの遅さを改善したいところからきています。
本来ならそのためにFTP出力域をベースにしたトレーニングを積むのがセオリーかと思います。
しかし、私の筋繊維は「速筋」が遅筋や中間筋よりも相対的に多いことが判明しており、かつ「高出力発揮」に特化してきたため、そのような人間はFTPを上げるとか数分のパワー域を刺激する前に、積まなければならない領域があります。
7月以降、そこを鍛えることだけに着目しています。
それをするために必要なのは、一定パワーを維持することと、最低1時間の確保です。
そのために自転車通勤も止めました。
ヒントは以上です。
AACAまでの2週間、ほぼ毎日このトレーニングを積みました。
それだけで、心拍数の上限値はかなり戻ってきましたし、「苦しい」と思い始める値もかなり上がっています。
何より同じ速度を今までより楽に維持出来つつあります。
立ち上がりのインターバルにも余裕をもって対応できたのは、とても大きな変化です。
がむしゃらにパワーだけ追い求めたローラートレーニングや通勤では、一生得られなかった効果を獲得しています。
なので、落車が無ければ今回はスプリントに絡めた可能性が非常に高かったと実感しています。
次戦は競輪場でのイベントになりますので、ロードレースではないので記事にはしません。
徐々に書けるネタが溜まってきたので、お楽しみに^^
以上、参考になると嬉しいです^^
それでは今日も、ありがとうございました!