こんにちは、コウです^^
それでは今日も元気よくやっていきましょう!
本日のテーマはこちら。
【絶対やらかす】Cervelo S5にTOKENのBBを導入しましたが・・・【専用工具必須】
こういうテーマでやっていこうと思います^^
既に何度か私のブログに登場している新しい相棒「Cervelo S5」。
乗り始めて3週間ほど経ったこの間、まともなメンテナンスを初めて行いました。
その中でボトムブラケット、通称BBですね、これを交換しました。
・・・それは良いのですが、選んだパーツがパーツなだけに結果的に高くついてしまう結果になりました^^;
何が起きたのか?
答えはタイトルにある通りですが、忘れないようにメモとして残しておきます。
ぜひ参考にしてみて下さい!
【TOKEN BB46BR24を購入!】
事の発端は、クランクを交換した時のこと。
クランクをマージーン「PES-P505」からアルテグラに交換しようと外した時、何気なしにBBを触ったんですね。
元々は「WISHBONE」のスレッドフィットBBが付いていました。
これがえらいゴリゴリしているではありませんか^^;
WISHBONEのBBは耐久性に難があると、私は思います。
以前FOILにWISHBONEのBBを付けていた時期がありましたが、オーバーホールを半年に一回、洗車後の乾燥も十分行ったにもかかわらず、2年と持たずにベアリングがダメになった記憶があります。
クランク左アーム側のキャップを締め込むと、回転がコクッコクッと小刻みに回る現象が起きていたのは前々から把握していましたが、当時は
「キャップ締めすぎたかな?」
程度にしか思っていませんでした。
やはりBBが原因だったようです^^;
ちなみに記憶が正しければ、WISHBONEのBBって10年ほど前はヤフオク!で1万円切る価格で販売されていたはずです。
1年経つごとに1000~2000円ずつ値上がりしていってましたが、BHの代理店である「コリドーレ」が取り扱いを始めた途端、19800円での販売になりました。
いくらセラミックベアリングが標準搭載とはいえ、流石に倍額はやりすぎだろうと今も思っている私です^^;
まあそんなことを久しぶりに思い出しながら、BBを交換しようということになりました。
既に半分だけ取り付けられた状態の写真ですが(笑)
台湾のTOKENがリリースする「BB46BR24」という、Cerveloが提唱するBBRight専用のBBを購入しました^^
このBBは同じく台湾の「WISHBONE」が先駆けた「スレッドフィットBB」の仲間です。
スレッドフィットBBとは、BBの筒にタップを立て、BBカップを両側から締め込むことで締結する仕組みを持ったBBのことです。
なんでこんなものが出てきたかと言いますと、発端はキャノンデールが提唱した「BB30」という規格にあります。
もう語りつくされた内容かと思うのでここでは詳しく書きませんが、なんせベアリングを保持する仕組みとしては最悪な方法を採ってきたのです^^;
私はBB剛性はガッチリさせた方が良いと思っていますので、圧入式のBB規格を持つフレームを買ったら、まずスレッドフィットBBを導入しています。
閑話休題。
このS5もそうですが、BBRightのBB規格は「シェル内径46mm、シェル幅79mm」。
他のどこも採用例がない、Cerveloオンリーの独自規格を採用しています。
そんな規格のために作られた「BB46BR24」、実勢価格8000円弱。
普通の鋼球ベアリングでも、TOKENのベアリングは良く回転するのでお勧めです^^
【シェルが46mmということは・・・】
私、BB規格の数値は頭に入っているのですが、実際それがどういう形になるのかをイメージする力が弱いようです^^;
何が起きたかと言うと、BBカップの外径が大きくなることを失念していました。
スレッドフィットBBというのは、往々にしてシマノ ホローテック2のような、一周16ノッチの爪が内側に飛び出た工具を使って固定します。
シマノですと「TL-FC32」「TL-FC36」がそれに該当します。
上の写真の工具ですね(TL-FC32)。
スレッドフィットBBの場合、BBの筒に切られたタップに沿ってフレーム内にねじ込んでいきますが、フレーム外側にBBカップのツバが引っかからなければなりません。
そしてフレーム側のBBシェルの径が大きければ、当然引っかけるためのツバの外形も大きくなります。
・・・ということは、この工具側のツメが引っかかるノッチの外径も大きくなる
⇒シマノの工具使えへんやん!
あちゃ~・・・完全に盲点でした・・・^^;
いや、BB触った時点で若干の違和感はありました。
なんかBBでかくねえか?
って^^;
取り付けを進めている段階でそれに気づかされるとは、あほでした。
思い返せば、FOILも、KIMERA ROADも、TMR01も、みんな「BB86」という規格でした。
BB86はシェル外径が一般的なJIS規格のBBと同じ「41mm」です。
だから、シマノの純正工具が使える大きさの設計になっていたわけです。
うごごごごご・・・・。
【パークツール BBT-29が使えます】
ということで、「パークツール BBT-29」という工具を買いました。
2本です。
ここも間違えてはいけません、このBBの場合は2本必要です。
スレッドフィットBBは右と左のカップが独立して回りますので、どちらか一方を固定しておく必要があります。
工具が1本しかないと、あるところから共回りして締めることができなくなります。
この工具、1本でも4000~5000円するので、結構高価です^^;
ついでに書いておきますと、東商会さんが出している「BB 適合工具一覧表」というサイトがあります。
↑これですね。
ここに、BB46BR24に適合する工具は、
パークツール:BBT-27.2
TOKEN工具:TF4630-3SPA-2
備考:カップ外径48.5mm/16ノッチベアリングカップ。トルクレンチ差込角9.5mm角(3/8″sq)対応。
とあります。
トルクレンチが必要という前提のBBなので、これらの工具しか掲載されていません。
BBT-29も書いておいてほしいですね。
というわけで、勘合のチェック。
バッチリ嵌りますね^^
【BB46BR24、取り付け完了!】
てことで、なんとかここまでこれました^^
これでまたS5と共に走れます!
ちなみにチェーンステーにえらいガリ傷が付いていますが、これはS5でビワイチに行った際、ペダルを逆回転させたらチェーン落ちし、そのままスルッとクランクとチェーンステーの内側にチェーンが入り込んで付いてしまった傷です。
いきなり思い出を作ってしまいました^^;
【まとめ】
最後に、まとめ行きましょう!
今回のテーマは以下の通り。
【絶対やらかす】Cervelo S5にTOKENのBBを導入しましたが・・・【専用工具必須】 でした。
そして、本稿の結論は
TOKENのBB、結果的にまあまあ高くついた
これですね^^;
工具も込みですと、結果的に16000円ほどの出費になりました。
とはいえ、そもそもBBRight用スレッドフィットBBは選択肢が少ないです。
TOKEN以外ですと、WISHBONE、Wheel MFGくらいしか作っていません。
また、BBシェル外径が大きいが故にノンドライブ側は確実にBBカップ外径が大きいので、BBT-29は必ず1本は必要です。
そう考えると、まだお安く済んだのかもしれませんね^^;
まあこれから長い付き合いになると思いますので、この工具は持っていて損は無いかもしれません。
以上、参考になると嬉しいです^^
それでは今日も、ありがとうございました!