こんにちは、コウです^^
それでは今日も元気よくやっていきましょう!
本日のテーマはこちら。
【定期的な買い替え推奨】SOLESTARはへたるとパフォーマンスが激減する話【SOLESTAR BLK2】
こういうテーマでやっていこうと思います^^
トッププロの中でも数多の選手が使用している事で有名な「SOLESTARインソール」。
プロでもなければセミプロでもない私も、SOLESTARインソールの愛用者の一人です^^
個人的なSOLESTAR使用遍歴は以下の通り。
- SOLESTAR KONTROL 1年弱
- SOLESTAR BLK 6年以上!
KONTROLがあまりに良かったので、BLKも買っちゃったという流れです(笑)
ただそのBLKが、使用期間が既に耐用年数を1.5倍も超えて使っているのです!^^;
アマチュアでも耐用年数は、公式によると4年まで。
プロでも1シーズンは余裕で持つほどの耐久性を持っています。
え、短いだろって?
いやいや、それだけ持つのは凄い事なんですよ!
大抵のインソールは長くても半年が限度ですから、それだけ高耐久且つ高コスパなインソールなのです^^
ただ、高耐久にかまけて使い続けていれば、いずれはへたってきます。
最近、いやここ数年、ペダリングに違和感がある気がする…と思っていたのですが、その対策として、インソールではなくシューズ側のへたりやフィット感を疑っていたのです。
結論を先に言ってしまいますが、SOLESTARインソールの劣化が原因でした。
それをはっきり認識し、ついに買い替えてしまったので、今回はその事をお話しようと思います^^
ぜひ参考にしてみて下さい!
【本来はヘルメットチェックが目的だったのだが…】
名古屋市にある私のお気に入りのショップ、カトーサイクルさん^^
とある事情でヘルメットを新調することになり、ヘルメットの被り比べを主にお邪魔した時のお話です。
ちなみにヘルメット自体は新調したので、そちらはまた後日^^
ついでに、新しいシューズがあったら確認しておきたかったため、S-WORKS SUB6も持参したんですね。
中にはSOLESTARインソールを入れていました。
肝心のヘルメットは合うもの…というかそもそも興味を惹かれるものがなかったので、軽く被ってみて終了し、お隣のシューズコーナーへ。
その時何を思ったのか覚えていませんが、棚にかかっていた新品のSOLESTAR BLKを取り出し、手持ちのSUB6の左足に入れたんですね。
右足は今使っている方のSOLESTAR BLKのままです。
履いた瞬間、衝撃が走りました。
踵の骨の支えられている感と言いますか、保持力が全然違うのですよ!
SOLESTARの特徴の一つである、カーボンコアによる反り上がりの効果と、私のSOLESTARインソールの劣化をはっきり感じたのでした^^;
左足はSOLESTAR特有の踵付近の引っかかりがはっきりとそこにあり、踵周辺をがっちりサポートして、脚全体で立っている。
一方の右足は膝が少し、しかし確実に内側に入っていて、足の親指付近だけで立っている。
あと支えている間、使っている筋肉が少し違う印象も受けました。
はい、新品と比べ、ようやく気づきました。
これは変えなきゃダメだ!
【SOLESTARってモデルチェンジしていないのか?】
さて、このSOLESTARインソール、結構長い事モデルチェンジしていないんです。
KONTROLの表皮が変わった事以外、構造的には大きく変化していません。
…が、実はしていたようです(笑)
つい数ヶ月前、KONTROL2とBLK2が出ています^^
せっかくなら新しくなった方を試してみたいという事で、この度、
SOLESTAR BLK2
を購入しました^^
どうせ買うならネタになる方を取るのが私です(笑)
エンドユーザー間では情報が殆ど出回っていないので、おそらく本国インプレッション第一号でしょう。
しっかり確認してきましょう^^
【SOLESTAR BLK2を解剖する】
外観
中身を取り出してみました。
まず、パッと見た目で分かる事は以下の2点。
- 通気孔の穴数が減った
- 踵骨の収まるカーボン部分の形状が、マツバから丸に変化
続いて、BLK1(右)と比較して分かる、BLK2(左)の特徴は以下の3点。
- 薄い
- 表皮のグリップ力が少し下がった
- 踝直下の盛り上がり部分が前進している
まず、公式にも載っていますが、明らかに薄くなっています。
理由は、カーボンコアが薄くなっているからですね。
BLK1の方が厚みがあり、カーボンの重厚感を感じます。
これによって嵩が減るので、スタックハイトが変化します。
また、シューズ内容積のうちインソールが占める容積が減るので、足が入る空間にゆとりが生まれますね^^
次に、足が乗る部分の表皮について。
BLK1はずっとハイグリップな表皮が奢られており、KONTROL1は途中から同じ表皮にマイナーチェンジしています。
BLK2はBLK1よりも、グリップ力が低くなっていますね。
いや、「BLK1がハイグリップ過ぎた」とでも言いましょうか。
グリップ力自体はBLK2でも十分ありますが、絶対的なグリップ力はBLK1の方が上です。
じゃあBLK1の方が良いのでは?
と思うかもしれませんが、グリップ力を落としてきた事はネガではありません。
S-WORKS ARES、KR1など、ここ最近足との更なる一体感を求めてか、ソックス感覚で履くシューズが増えています。
これらのタイプは履き口が兎角狭いです。
そこにハイグリップなインソールを組み合わせると、足が履き口からちょっと行った先で引っかかる…という事がよく起こります。
S-WORKS ARESは今まで履いてきたシューズの中で特に履き口が狭いので、BLK1を履くと足が良く引っかかっていました^^;
BLK2をARESに入れて履いてみると、薄さも相まってかなり履きやすくなっています。
それでいて、表皮は程よく沈み込みます。
ゆえに「足指が地面を掴む動作」のしやすさは健在です。
見方を変えれば、
適切なグリップ力に落ち着いた
と言えるでしょう^^
最後に、踝直下の盛り上がり部分について。
こちらの写真をご覧下さい。
重ねた上側がBLK2、下がBLK1です。
踵の位置は揃えています。
BLK2の方が、盛り上がり部分が明らかに前に寄っています。
踝の真下を使ってペダリングする私としては、この差がどう出るか気になるところですね。
カーボンコアにSOLESTARのロゴが刻印されているのも、BLK2の特徴です^^
しなりやすさ BLK1<BLK2
インソールを縦方向、ねじれ方向にしならせてみました。
BLK2の方がBLK1よりもしなります。
しかしながら、要である踝直下の盛り上がり部分については、脚が内転する方向、つまり横方向にしなる気配は全くありません^^
薄くなったカーボンコアの影響なのか、それともカーボンの積層で工夫しているのかは定かではありません。
ただ一つ言えることは、しなる事でBLK1よりもシューズのアウトソール形状により柔軟に対応しやすくなっていると感じます^^
手元にBLK1がありますが、こちらはカーボンコアがどの方向にも硬くて、シューズのアウトソールの反りや盛り上がりによっては、インソール自体が浮いてしまう事もしばしばありました。
それにより、
- シューズ内側に全然形状が沿わず、インソールが浮いて正しく足が保持されない
という問題が生じる事もあります。
実際過去に履いたシューズの中には、SOLESTARインソールが浮いてしまって上手くフィットしないシューズもありました。
BLK2ではそこが改善されていそうに感じます。
なかなか面白い変化を付けてきたな!という感じですね^^
【実走インプレッション ~SOLESTAR BLK2~】
一漕ぎ目から驚かされました。
昔の感覚が戻ってきました。
平拇指球で踏もうが踵寄りで踏もうが、どこで踏んでも末端から脚の付け根にかけて一本の筋が通っている感覚があります。
これぞSOLESTARがSOLESTARたるところです^^
ここ数年、ペダリングしていても踝辺りからドン!っと踏む感覚が希薄で、つま先立ちに近い感覚でペダリングしている事が多い気がしていました。
つま先荷重だとふくらはぎがすぐ攣るんですね。
特にこの一年間はこの感覚が顕著にありました。
理由は簡単、それだけBLK1がへたっていてサポート力が落ちていたんです。
上からBLK2、BLK1と重ねています。
踝下の盛り上がり部分を見ると、BLK1の生地が思いっきり飛び出ているのが分かります。
普通に置いているだけですが、これだけの隙間が空いているのです。
おっかなびっくりです^^;
それだけBLK1が劣化していたという事実をはっきり認識させられました。
ところで、BLK2になって戻ってきた「昔の感覚」とは何か?
SOLESTARインソール特有のサポート力による、足→膝→股関節が一本の棒でガッチリ固定された感覚、とでも表現しましょうか。
私のペダリングの癖なんですが、基本的には膝を内に入れてペダリングしたがります。
ただこれをそのままやってしまうと、関節に無理な負担がかかるだけでなく、特定部位の筋肉ばかりが疲労する、長続きしないペダリングになってしまいます。
それを解決してくれたのが、このインソールなのです^^
SOLESTARを入れたからと言って、感覚まで矯正はされません。
むしろ感覚的には、思いっきり膝を内側に倒し込んでペダリングしています。
ただ実際は、膝は内側に倒れ込んでおらず、股関節から足にかけて一直線のラインを描きながらペダリングしているのです。
結果として脚が真っ直ぐ、最も力が乗る軸を作れているのです。
BLK1もBLK2もこの感覚は大きく変わらないので、基本性能は大きく変えていないものと推測します。
BLK1とBLK2の差は大きい
なにがそこまで大きな差になっているかというと、薄さです。
S-WORKS SUB6は結構タイトなシューズなのですが、BLK1は嵩があるのも相まって、小指の付け根が痺れることがたまにありました。
それだけ圧がかかっていたという事です。
BLK2を入れてみると、嵩が下がったことでアッパーと小指の間に余裕ができたのか、ライド後の足の感覚が楽な方向に行きました^^
ほんの1ミリとかの話ではありますが、インソールにもミリ単位の世界があるようです(笑)
【まとめ】
最後に、まとめ行きましょう!
今回のテーマは以下の通り。
【定期的な買い替え推奨】SOLESTARはへたるとパフォーマンスが激減する話【SOLESTAR BLK2】 でした。
そして、本稿の結論は
もったいぶらずに買い替えなはれ
これですね^^
正直なところ、入れ替えて走り終えた後、今まで買い渋っていた、放置していたのを後悔しました。
それだけ私にとって、SOLESTARインソールが如何に良い仕事をしてくれていたのかを再認識させられましたね。
これからは定期的に買い替えようと思います。
確かに一回で2万円以上は高価です。
ですが、3年で買い替えるとしても年間7000円。
7000円で最高のパフォーマンスを維持し続けられるなら、フレームやホイールに投資するよりはるかに安くてパフォーマンスに直結する買い物だと思います^^
買い替え検討中の方、購入をご検討の方、お早めに買いましょう(笑)
以上、参考になると嬉しいです^^
それでは今日も、ありがとうございました!