こんにちは、コウです^^
それでは今日も元気よくやっていきましょう!
本日のテーマはこちら。
【愛車紹介&レビュー2】TREK MADONE SLR GEN6 RIM【こいつは死神や・・・】
こういうテーマでやっていこうと思います^^
以前、TREKのMADONE SLRを購入したお話を投稿しました。
これですね^^
ようやく組み上げることができましたので、そのインプレッションも兼ねてご紹介します。
本当ならS-WORKS TARMAC SL6だけで十分なんですが、エアロロードもどうしても捨てがたい(笑)
ということで、完成したMADONE SLRがこちら!
・・・ん?
あれ?前って黄色だったような・・・?
赤・・・?
はい、買い換えました。
そして黄色のMADONE SLRは即売却しました。
たまたま出品されていたこの赤MADONE SLRが色々と条件が良かったので、即決で仕入れました。
サイズは黄色と変わらず「54サイズ」です。
これに169.5cmの人間が乗ります。
ということで、ようやく乗れるようになったMADONE SLR。
良いところも悪いところも全部包み隠さずお話しようと思います。
人生初のTREKバイク、どんな形になったのか?
ぜひ参考にしてみて下さい^^
【MADONE SLR GEN6 詳説】
ダークな赤色に変わっちゃいましたが、こちらの方が私のMADONE SLRに対するイメージカラーなのでぴったりです。
たしかリムブレーキバージョンのイメージモデルはこのカラーだったはず。
RAPIDE CLX50が現在魔改造手術を受けていますので、ホイールはMAVIC COSMIC CARBON ULTIMATE。
エアロロードらしく線が凄く太いですが、ミドルハイトながらリムとスポークの存在感が強いのでマッチングが素晴らしく良いです^^
年式は2019年。
54サイズと、S-WORKS TARMAC SL6の52サイズよりさらに大きいです。
MADONE SLRは昨年GEN8、第8世代にモデルチェンジしました。
その開発テーマを一言で表すと「EMONDAとの融合」。
ヒルクライム、ダウンヒル、平地、スプリント・・・ありとあらゆる環境、シーンにおいて「これ一台で全部こなせる」を実直に目指したバイクなわけです。
SPECIALIZED TARMAC SL8やPINARELLO FOGMA Fと同じ方向を向き始めたんですね。
逆にGEN7までのMADONE SLRは「ザ・エアロロード」。
チューブはGEN8比でとかくごつく、「空力をとにかく追究しました」オーラが出ています。
MADONEがひたすらエアロに傾倒するようになったきっかけは、2015年に登場した「MADONE9」まで遡ります。
同社初のケーブルフル内装、ハンドルの舵角に合わせてパカパカ開くベクターウィング、DOMANEにしか採用例が無かったISOSPEEDが搭載されるなど、盛りだくさん過ぎて技術の過剰摂取気味なバイクだったと記憶しています。
その後ディスクブレーキバイクの開発が本格化し、リムブレーキとの併売がまだ普通だった2019~2020年代に登場したのが、今回紹介する初代MADONE SLRです。
変態バイクMADONE9の「ISOSPEED」を調整式にしてしまったり、フロントブレーキをフォーク後方に移動させて余計にメンテが面倒な設計にしてしまったり、ディスクモデルは後期型でOCLV800カーボンになったのにリムブレーキはOCLV700のまま2年で生産中止になってしまったりと、色々と不遇な扱いを受けてきたリムブレーキ版GEN6。
そんな時代の変化の中でも、最新のリムブレーキモデルを用意してくれたTREKには脱帽です。
さらに言うと、GEN6が登場したのは、あのCOVID-19「新型コロナ」が流行った時期。
これのせいで各国への輸出に制限がかかってしまったため、世界的に見ても流通量がかなり少ないモデルなのです。
そのためか流通する純正部品も少量で、既にメーカー在庫が完売になった純正部品もあります。
MADONE SLR GEN6にこだわる理由
そもそもなぜMADONE SLRに拘っているのか?
ディスク、リムというブレーキの話ではなく、単にこのモデルに拘っている理由です。
MADONE SLRは「快適性」という新たな武器を手に入れた結果、「軽量性」というロードバイクが本来持つ運動性能を犠牲にしています。
パーツ次第で6.8kg切りも可能とは言え、ISOSPEEDを搭載している都合上、同じパーツで組めば他社エアロロードの方が250~300g軽くなります。
同世代のエアロロードの一例を挙げるなら
- WILIIER CENTO10 PRO
- PINARELLO DOGMA F12
- DE ROSA SK
- LAPIERRE AIRCODE SL ULTIMATE
- BH G7 PRO
- MERIDA REACTO
と、MADONE SLRとのエアロ性能比較はさておき、もっと軽いモデルが多いです。
エアロロードでもフレーム重量1000g未満は普通。
そんな中にあって、MADONE SLR GEN6はかなり重いです。
GEN6のホワイトペーパーを読み、塗装重量を推定して計算に織り込むと、
「フレーム単体 + フォーク + フォーク裏カバー + ISOSPEED部品 + シートポスト + 小物部品」のセット重量は2.5kg前後
あります。
ULTEGRAや金属レールのサドルなど、コストと性能のバランスを取ったパーツチョイスでは、コミコミ状態で7kg前半が良いところじゃないかと思っています。
加えて、技術の進歩は日進月歩。
「エアロロード」というカテゴリーは非常に残酷で、まだ未知の領域が多い流体力学の恩恵を受けているがゆえに、1年経つだけでその性能がすぐさま過去のものになってしまいます。
そして時代はエアロ性能だけでなく他の性能もレベルアップした、本当の意味で「一台これさえあればいい」なスーパーバイク達が登場しています。
そんな中で、敢えて型落ちのGEN6やGEN7を選ぶ理由は普通は無いです。
5、6年分のディスアドバンテージがあるのは私も分かっています。
ではなぜMADONE SLR GEN6を買ったのかというと・・・
この造形美に惚れ込んだから。
そう、見た目。
それだけ。
趣味である以上「見た目」は非常に大事です、走る意欲を掻き立ててくれます。
注目すべきはこの二ヶ所。
- ダウンチューブとシートチューブの平行
- トップチューブの弓なりとシートチューブへの流れ
これ、昔大好きだったバイクの一つ、SPECIALIZED初代「VENGE」にそっくりなんです。
この造形はGEN7、8のMADONEには無いものです。
なんならMADONE SLRの方がVENGEよりもトップチューブからシートチューブへのつながりは美しいです。
本当にかっこいいですねぇ・・・。
この繋がり方の綺麗さは、54サイズからじゃないと出せません。
50サイズはおろか52サイズにすら手を出さなかったのは、実はこうした理由もありました。(詳しくは「IT技術者ロードバイク日記」のGEN6記事をご参照ください)
52サイズでもスローピングが少しきつくなって、美しさが激減してしまいます。
だから乗れるギリギリ大きいサイズ、54サイズに拘っていました。
急に変態チックな妄言が出てきたのでフレームはこのくらいにして、細部を見ていきましょう。
まずはコックピットから。
ハンドルは知る人ぞ知る銘品、CINELLI「RAM2 VRC」。
ステムはfi’zi:k「CYRANO R1」。
20度の前下がりステムを使っています。
ステムボルトは純正のトルクスボルトではなく、EG-WORKS製チタンボルトに交換。
S-WORKS TARMAC SL6と同じチューニングです。
ちなみにRAM2はハンドルリーチが短く、実測70mm台しかないです。
その都合上、MADONE SLRの方が6mmフレームリーチは長いのですが、ステムは10mmだけMADONE SLRの方が長くなっています。
これはRAM2 VRCの一体型バージョンですが、RAM2の上ハンドルはとかく凝った作り込みをしています。
こういう造形のハンドルって、最近見ませんよね。
うねうねの造形は、最近の流行りであるエアロハンドルよりも実は好きだったりします。
その造形美をバーテープで思いっきり隠していくスタイル(笑)
・・・元々RAM2を買う予定は無かったんですよ。
ただ、とある理由でケーブル内装ハンドルは必要でした。
最初はMADONE SLRにもZIPP「SL88」を使おうと思ったのですが、ケーブル内装できないため、別のハンドルを探し始めます。
SL88のドロップ130mmでは落差が足りないため、もう少し深めな丸ハンドルが欲しい・・・。
でもケーブル内装できる丸ハンドルって本当少ないです。
昔使った、DEDA「VINCI」くらいしか選択肢が無いです。
で、たまたまこのRAM2を見つけてしまい、「これだ!」と思って衝動買いです(笑)
たまたま続きで良いパーツを引きすぎている気もしますが気のせいです。
良い下ハンの形をしています。
昔ウエムラサイクルパーツさんでこのハンドルを発見し、握ってみて感動した記憶があります。
いつかほしいと思っていただけに、その使い心地にとても期待しています。
バーテープはLIZARD SKIN「DSP2.5」。
8年ぶりくらいのリザスキですが、よく伸びて巻きやすいから良いですね。
ただRAM2は下ハンのアールが少しきつめなので、薄手のバーテープの方が良かったかもしれません。
そしてメインコンポはR8050 ULTEGRA。
人生初のDi2コンポです。
黄色MADONEから赤色MADONEに変えた最大の理由がこれです。
また、ケーブル内装ハンドルが欲しかった理由もこれのためなんです。
最初からR8050がフルで乗った状態で販売されていたんですね。
機械式よりはるかにメンテナンスしやすいと思い、思い切って鞍替えしました。
少し触った限り、フロント変速スピードは機械式R9100並みでしょうか。
リア変速スピードは機械式の比じゃないくらい速いです。
ケーブル内装ハンドルが必要だったのは、バーエンドにジャンクションが来る「EW-RS910」が付いていたから。
これ、ケーブルを途中で外に出さないといけないので、穴が開いているハンドルでなければいけません。
自然と選択肢が絞られます。
ケーブル内装と言っても、ITM「X-ONE」みたいに別で設けられたトンネルを通るタイプではダメなんです。
だからこそ、RAM2が必要だったのです。
細かいところですと、ボトルケージはMADONE GEN8と一緒に開発されたTREKエアロエアロボトルを付けました。
このボトルは何が良いかというと、普通の丸ボトルも取り付け可能なのです。
汎用性があるエアロボトルケージ・・・良いじゃん!
ってことで、取り付けました。
で、最初に戻ってくるのですが、この時点でこのバイク、何キロあるでしょう?
7.6kg!
前回のS-WORKS TARMAC SL6とはえらい違いですし、絶対重量だけで言えば「ハイエンドでこの重量ェ・・・」となるところです。
だけど組みあがった今、フレームにこれだけゴテゴテと装飾されてこの重量なら軽いって思います。
が、軽量化の余地を残してあるので、まだ軽くできます。
【まとめ】
最後に、まとめ行きましょう!
今回のテーマは以下の通り。
【愛車紹介&レビュー2】TREK MADONE SLR GEN6 RIM【こいつは死神や・・・】 でした。
そして、本稿の結論は
・・・これはレビューを書いてからにしておきましょうか。
今は紹介しただけですので何も書けません。
以上、参考になると嬉しいです^^
それでは今日も、ありがとうございました!