【VISION】ツール最多記録を更新したメーカーのホイールを紐解く【METRON55 SL】

こんにちは、コウです^^

それでは今日も元気よくやっていきましょう!

本日のテーマはこちら。

 

【VISION】ツール最多記録を更新したメーカーのホイールを紐解く【METRON55 SL】

こういうテーマでやっていこうと思います^^

 

本ブログでも何度か登場していますが、ちゃんと紹介するのはこれが初めてですね。

タイトルの通り、

VISION METRON55 SL

を購入しました^^

今から一年前ですけどね(笑)

随分長いこと温存してきました。

この期間、家庭の変化が多く、チューブラーを全部手放そうかと考えた時期もありました。

しかし去る7月3日、ツールドフランス第5ステージで、マーク・カヴェンディッシュがついにツール最多優勝記録を塗り替えました!

カヴェンディッシュはスプリント中にラインを変える「斜行」がたまに見られます。

あれはあれで一つのテクニックなんですけど、そもそもスプリントで斜行するなって結構難しい話なんです。

降格処分を受けないか心配でしたが、無事35勝目が記録されました^^

素晴らしい!!

そして、その瞬間に決めました。

このホイールだけは手放さないでおこうと。

そんなこともあり、削除する予定でしたが、一気に方針転換、記事を仕上げることができました。

 

購入動機はただ一つ、アスタナ・カザフスタンチームがVISIONホイールを使っているからですね^^

その時のチームからのプレスリリースがこちら↓

Astana Qazaqstan Team – Altea – 17/12/2023 – photo / Ivan Benedetto SprintCyclingAgency©2023

いやはや、本当に美しいバイクです。

 

まあそれだけの理由で機材をポンポン購入していたら、まんまプロ仕様のバイクが一台出来上がってしまいます^^;

 

理由はもう一つあります。

リムブレーキホイールの価格崩壊です。

世はディスクブレーキ全盛の時代。

ぶっといリムに28~30Cのチューブレスタイヤを嵌めて、4barとかで快適に走る時代です。

私はそれに倣わず、「リムブレーキ」「25Cクリンチャータイヤ」又は「25Cチューブラータイヤ」「6~7bar」入れて走り続けています。

今やメーカーはディスクブレーキ用ホイールに注力しているため、リムブレーキホイールの開発を止めたメーカーも出てきています。

カンパニョーロが先日発表した最新作「BORA ULTRA WTO」からも、とうとうリムブレーキがラインナップされなくなります。

今回購入したVISIONも、リムブレーキの開発が終了したそうです。

そんな事情から投げ売られていた最新モデルを入手した次第です。

新品をかなり安く買える今のご時世、リムブレーキユーザーにとっては良い時代です^^

反面、どんどん選択肢が狭まっていくのは看過できませんが…。

 

ということで今回は、最新のカーボンホイールについての記事を書いていきます^^

ぜひ参考にしてみて下さい!


【VISIONについて

VISIONは自転車パーツメーカー「FSA」のエアロ部門を担うメーカーです。

FSAはコンポーネントをはじめ、自転車の至る所のパーツを手掛けていますが、VISIONは「エアロ」に関連するパーツに絞っています

ラインナップがそれを物語っており、

  • ロード
  • トライアスロン
  • タイムトライアル
  • トラック

と、オンロード特化のコンポーネント群を扱っている事は明らかですね^^

また、全てのグレードの製品に何かしらエアロ要素を持った製品が与えられています。

最廉価である「TRIMAX」にはエアロキャリパーブレーキがラインナップされています(笑)

かなり凝ってますよね^^

これだけエアロ三昧なメーカーならスピードマンがこぞって使いそうなものですが、あまり見かけません。

それ故に、

「露出が多く知名度もある割には、ハンドルくらいしか売りが無いメーカー」

それがVISIONのイメージでした。

実際ビアンキ、メリダ、BH辺りの、自前のパーツブランドを持たないメーカーは、エアロロード完成車のハイエンドモデルに「METRON 5Dハンドル」を付けていた時代もありました。

ドイツ人スプリンター「マルセル・キッテル」もクイックステップ時代、METRON 5DをセットしたVENGE ViASで戦っていたのを未だに覚えています。

これですね^^

 

余談なお話でした(笑)


【METRON55 SLを紐解く

スペックはこちらの公式サイトにお任せするとして↓

公式サイトや、他所のブログでは取り扱わない情報を書いていきます^^

まずは概論から。

何度か書いていますが、「チューブラーホイール」です。

  • チューブレスレディ
  • 超ワイドリム
  • 振れ取り可能なカーボンスポーク

が台頭しつつあるカーボンホイール界隈において、このMETRON55 SLは

  • チューブラー
  • (今の市場から見ると)セミワイドリム
  • ステンレスのダブルバテッドスポーク(CX-RAYのようなエアロ形状ではない)

という、数世代昔から存在する仕様で作られています。

分かっております、転がり抵抗はおろか、既に軽さでもチューブラーホイールが昔ほど優位に立てていない事は。

しかしながら、私はレース用なら迷わず「チューブラーホイール」を選択します。

頑なにチューブラーホイールを推し続けるのにはいくつか理由があるのですが・・・それは後日、別記事として投稿します^^

 

それはそれとして。

流石に私は、ホイールをバラして再組立できる程の腕はありません。

なのでパーツ単体の重量測定などはせず、組まれた状態で各パーツを見ていきます^^

パーツを紐解く

まずはリム。

ブレーキ面はバサルト加工が施されています。

リム幅はブレーキ面で24.5ミリ。

そこから真ん中に行くほど太くなるデザインです。

リムサイドは指でぐっと押しこんで、0.5ミリほど凹みます。

今まで持ってきたカーボンリムの中では、ガッチガチではないけど硬めのリムで作られています。

 

リムの硬さは、ホイール全体の剛性に大きく寄与します。

例えばカンパニョーロのBORA。

長らくプロアマ問わず愛されている、カーボンホイールの代名詞ともいえる一品^^

レース用ホイールの中でも「脚が溜めやすい」と言われるホイールですが、その理由の一つが「リムの剛性」にあります。

開発者インタビューを見ていると、BORAは意図的に柔らか目のリムにして、脚当たりを優しくしているとの事。

それが、アマチュアサイクリストから多くの支持を集める、独特の乗り味に寄与しているのでしょう。

逆にリムが硬ければ、全体的にシャキッとした走りのホイールになります。

 

ハブも専用設計品。

2to1のスポーキングで、シマノやROVALと同じ等間隔配列です。

ただし、METRON55 SLのドライブ側スポーキングはBORA ONEやレーシングクアトロカーボンと同じ「3クロス組」

駆動力のベクトルが、ハブフランジに対してより接線方向にかかるように作られています^^

2to1スポーキングでこれが出来ているメーカーって、そう多くありません。

 

左右のスポーク間隔については、左側ベアリングの玉押しが出っ張っているため、カンパニョーロやシマノ程ワイドではないです。

ノギスでスポークの根本寸法を測ると、61ミリ。

十分広いですが、BORA ONE 50 AC3だと63ミリあります。

ドライブ側のフランジもそこまで大径ではありません。

 

ただ、重量はこのホイールを語る上で外せません。

リムセメントをこってり塗った、クイックリリース抜きの状態で、前後1308グラム!

リムハイトが高め、ワイドリムであることを考えると、なかなかの軽さです。

これがチューブラーホイールの良いところ、無理な設計をせずともお手軽に軽いバイクを作れてしまうのです^^


【インプレッション ~長距離レース向けの味付けが心地よいホイール~】

それでは、実際に走ってみた感想を記していきます^^

普段上りが多いコースは走りませんが、今回は性能を確かめるべく、起伏の激しいコースにも持ち込んでいます。

レースも走り込んでいます。

トータル1000キロ以上、獲得標高3000メートルの道のりです。

 

そして今回METRON55 SLに使用したタイヤは

ビットリア コルサプロ 25Cです。

昨年発売されたばかりのタイヤです^^

空気圧は前後8bar。

ライダー+バイク+装備で、合計80キロ時における空気圧です。

高圧で性能を発揮するビットリアタイヤらしい空気圧です^^

 

さて、今季カヴェンディッシュが使用したメーカーのホイール、どの程度の性能なんでしょう?

早速見ていきましょう^^

METRON55 SLインプレッション

いきなり結論的な内容になりますが、このホイール全体を一言で表すなら、

走りの要素を高次元でまとめつつ、ナチュラルな性格

この結論に至った経緯がちょっと複雑ですが、以下の通り可能な限りまとめました。

 

まず、重量面のお話から。

見た目の割に軽量な、METRON55 SL。

キンキンに張ってもらっている「のむラボホイール2号」には負けますが、スポークテンションもそれなりに高めな印象の本品。

ですが、リムハイトが高いからか、「軽さを活かした加速感」をこのホイールからは感じませんでした。

ただ、それが無い代わりに、思いっきり踏み込んでも「硬すぎて足裏が痛くなりそう・・・」な感覚も無いです。

じゃあ加速は?重くて引きずっているか?というと、そうも感じません。

ロードレースのような、流れがある中からの加速だと、スムーズな回転の上がり方を見せます。

加えて、走り全体の中で「これ以上攻めると限界超えそうかな?」という腰砕け感もありません。

流石に20キロに満たない速度からケイデンスとパワーを一気に吹け上がらせる、トラック競技で言う「200mTT」に近い走りをすれば、半テンポほど遅れて付いてきます

いわゆる「柔らかいホイール」ではないですね。

 

ダンシングすると、わずかにシュータッチの音が聞こえます。

シューを詰めて比べてみましたところ、300Wを超えてくると「シュッシュッ」とペダリングに合わせてシュータッチしているのが分かります。

ブレーキシューとリムの間隔を同じ数値で揃えた時、「BORA ONE」の方がもう100W程高いパワーで踏んだ時にようやくシュータッチ音がかすかに聞こえてくるので、横剛性はこれより低いのは明らかです。

でもそれがパワーロスに繋がっている、踏まされるだけ踏まされて力食われているだけ、という印象もありません。

明らかに柔らかいホイールだと、踏んだ分の半分、良くて70%くらいしかスピードに変換されていないと分かるくらい、進んでいかないものです。

それがない。

レースの時でも、加速力が食われている印象はありませんでした。

 

 

結局のところ硬いの?柔らかいの?

という視点で考えると、結論を出すのが結構難しいホイールです。

「速い」と分かりやすく印象付ける性格を持っているわけでもなく、逆に「遅い」と思うほど走りが重たいと感じることもない。

全てが高次元で、且つ絶妙なバランスで成り立っているのです。

なんでも卒なくこなせる、余計な負担を乗り手に与えない、極めてナチュラルな反応を示すホイール。

正直、今まで経験したことが無いタイプのホイールです。

踏み出せばしっかり反応するのですが、脚に堪えるような余計な反発は伝えてこない。

そんな印象を受けた事から、本章のタイトルに

長距離レース向けの味付けが心地よいホイール

と名付けました。

 

そんなMETRON55 SL、もっと詳しく見ていきましょう^^

と言っても、こちらの記事にて別途コメントしています。

良ければこちらも併せてご覧ください^^

低速加速

イメージは0~25km/hくらい。

 

マビック、フルクラム、のむラボホイール、ZIPP、カンパニョーロなど何種類かホイールを所有してきましたが、踏み始めるとどれもそれなりに反発を感じるホイールです。

カンパニョーロは少し毛色が違いますが、どのホイールもそれだけ縦横の剛性がしっかりしているわけです。

ですが、言い換えれば「普通に走る分には不要なくらい硬い」とも言えます。

 

対して、METRON55 SL。

違和感を感じたのは、走り出してしばらくしての事。

脚への反発をあまり感じません。

代わりに、キレのある加速感もあまり感じません^^;

加えて、ディープリムによく見られる「縦方向への硬さ」が非常にマイルド。

剛性が低いのか?と考えましたが、トルク負けして捩れて潰れている感じも無いです。

スポークが少なく、オーソドックスなパーツ構成の割にはしっかりしたホイール、というのが第一印象^^

中速加速、巡航

イメージは25~45km/hくらい。

 

低速時よりも脚への反発は当然増えますが、それでも相変わらず上記ホイール達より少なめです。

感覚的には20~30%くらいはカットしてくれているような。

でも出ている速度、パワー値が著しく変化するかというと、そうでもない。

長らく硬いホイールを乗り継いできた身なので不思議な感覚です。

トレーニング後に大きな違いに気づいたのですが、METRON55 SLに変えてから、脚の疲れる部位が変化しました。

具体的には、ふくらはぎの疲労が減ったのです。

これまでのホイールはスプリントに焦点を当てたチョイスをしてきたので、実際の剛性に差はあれど、巡航すると過度な硬さを感じることが多かったのです。

私は疲れてくると、脚の末端、つまりふくらはぎもペダリング中のパワーソースとして動員し始めます。

ふくらはぎは「疲労状態でスプリントすると攣りやすい筋肉ナンバー1」でもあります。

なのでなるべく温存したいわけです。

ですが、硬いと膝より上の筋肉群では脚が負けるので、ふくらはぎも使ってパワーを絞り出す事があります。

METRON55 SLにしてから、それが減りましたね。

長時間ハイペースを維持させやすい、丁度良い剛性に収まっている印象です^^

アタック、スプリント加速

レース中のコーナーダッシュやインターバル、巡航からのペースアップ、を想定し走っております。

ガツンと一気に速度を上げる感じですね^^

 

ディープリムで剛性たっぷりなイメージを持っていましたが、加速のキレはマイルドですね。

まあ巡航時の剛性感で予想は付いていましたが^^;

文字通り「半テンポかワンテンポ」ほど遅れて加速が伸びてくる印象です。

とはいえ、トップスピードは特に変化ありません。

私の場合、スプリンターとしては瞬間最大出力1400Wを超えるものの、5秒平均が1100Wほどと低いので、トップスピードも60km/h前半程度ですが・・・^^;

 

このホイールの面白いポイントは、ペダリングの懐が深いところ。

剛性の高さを感じにくいのもありますが、トルク型、ケイデンス型のどちらでも走らせられる上、ラフなペダリング動作も受け入れてくれます^^

重いギアにしてトルクかけて、ピンポイントでぎゅん!ぎゅん!と踏みまくって加速させるも良し。

ケイデンス重視で一つ軽いギアにかけて、シュンシュンシュン!とリズムよく軽やかに走らせるも良し。

剛性重視のホイールですと、なかなかこのペダリングの使い分けが出来ない事が多いんです。

特にラフなペダリングだと、パワーかけても弾かれるだけでなかなかスピードに変換されない事もあります。

なので、押し切るのに都合の良い筋肉ばかりを先に使ってしまい、すぐたれてしまうことも往々にしてあります。

軽く踏む程度のパワー…それこそ300W後半くらいならダンシングすれば簡単に出ますが、そのくらいのパワーでも軽やかなのが、このホイールです。

ヒルクライム

超高剛性 × バリバリエアロフレームなS5との組み合わせなので、上る前は

どうせすぐ失速していくんだろう…フレームもホイールも重いし、速く走れるわけがない

と、最初から諦めモード全開でした^^;

 

いざ上ってみたらびっくり仰天!

斜度10%前後でも15km/hくらいで上っていける!

疲れてきてもあまり速度が落ちず、淡々とこなしていけるではないですか!

更に、斜度5~6%辺りまでなら25~30km/hで走れるし、踏み込んでの加速も利く。

なんせトルクが乗せやすい、それに尽きます。

ZIPP 404、キシリウム、のむラボホイールだとギアを軽くしても押し切れないくらい硬さを感じていたのですが、METRON55 SLなら押し切れる。

それがトルクの乗せやすさに繋がっていると考えます。

 

軽めの歯数のスプロケット入れてるんじゃないかって?

METRON55 SLにはずっと「12-25T」のスプロケットを付けています。

このインプレ期間中、一度も交換していません。

これで斜度10%を15km/hで上れてしまっているんです。

ヒルクライムがとかく遅い私の中では、これは異常事態なのです^^;

 

勿論心拍も脚も辛いは辛いです。

が、「辛さ」の質が全く異なります。

この辛さの正体は機材の反発に抗っているものではなく、単純にハイペースによる辛さなのです。

要するに、ディープリムのくせに上りも速いんです^^

ハンドリング

極めて自然なハンドリングです^^

コルサプロという反則級のタイヤで、且つ25Cの幅広さの影響も多分に含まれますが、普通に走る分にはよく曲がってくれるホイールです。

 

但し、下りではちょっと気を使うレベルのアンダーが出ます。

レーシングクアトロカーボンやキシリウムプロなどと比較すると、少し曲がり始めが遅く感じます。

特に旋回初期にグッと内に入れこまないと、狙ったラインから外れてしまいます。

フロントのスポークが16本しかないため、少し横剛性の低さが出ているのでしょう。

これはZIPP 404もそうでした。

下りを含むコースを走る時は少し気遣う必要があるので、ここはマイナス評価です。

スポークが少なすぎるのが要因だと考えます。

フロント16Hは、頼りないですね。

ブレーキング

カンパニョーロのブレーキシュー「BR-BO500X1」

長らくスイスストップ「ブラックプリンス」を愛用してきた私ですが、このシューは良い物です^^

お勧めしたい理由は以下の通り。

  • 耐久性が高い・・・写真は購入から2年以上経った物ですが、今なお現役で使っています
  • 初期制動から良く効く・・・シマノのブレーキフィーリング。一気に速度を落としたい私には相性ぴったり
  • ブレーキ面へのダメージ少な目
  • 音鳴りしにくい
  • ダストはお察し(笑)・・・どんなカーボンリム用シューもそうです

という特性を持つシューです。

これで走ってみた感想になります。

METRON55 SLのブレーキ面には「バサルト加工」が施されています。

その為高速域からでもしっかり止まる事が出来ます^^

但し、カンパニョーロ「AC3」、ZIPP「SHOW STOPPER」、マビック「Itgmax」など特殊な加工がされているわけでは無いので、特筆するほどで優れているわけではありません。

ブレーキ性能重視ならば、上記メーカーのホイールが良いかと思います。

横風、向かい風

まず横風。

55ミリもハイトがあるホイールとしては、煽られない方ですね。

ここについては、ZIPP 404を上回っています。

流石は空力に長けているVISIONのホイールです^^

ビル風みたいな突風には煽られますが、あれは体ごとバイクごと持っていかれるので、ホイールだけの問題ではないと思っています。

 

向かい風。

ここはZIPP 404と同じくらいです。

前からの風に対してはそこまで「おお!すごい!」とはならず、めっちゃ楽できてる感は感じませんでした。

最新のエアロホイールは、横風、斜め前からの風に対する安定性に振っています。

METRON55 SLも、そういうホイールなのかもしれません^^


【まとめ】

最後に、まとめ行きましょう!

今回のテーマは以下の通り。

【VISION】ツール最多記録を更新したメーカーのホイールを紐解く【METRON55 SL】  でした。

そして、本稿の結論は以下の通り。

走りの要素を高次元でまとめつつ、ナチュラルな性格のホイール

これですね^^

「ワールドツアーを戦うホイールとはこういうものだ」と、このホイールはその方向性や在り方の一例を示してくれていると感じます。

脚を溜められるホイールというのを今まで手にした事が無かったため、どんなものか恐る恐る使ってみましたが、非常に高バランスなホイールです^^

レース終盤のような高速域になればなるほど「他のホイールより速度維持が少し簡単」であることが分かるレベルにあります。

実際シマノ鈴鹿ロードレースも前輪のみこのホイールを持っていきました。

S5のエアロ効果も相まって、非常に高速なレースでもしっかり走り切れたのは素晴らしいことです^^

 

 

 

 

そんな絶賛したホイールですが、去る11月上旬に手放しました。

ホイールが悪かったわけでは決してありません。

家でのチューブラーの扱いの難儀さを再考した結果、もう使い続ける必要はないと判断したためです。

代わりのホイールを準備する必要がありましたが、幸いすぐ見つかりました。

純粋に剛性を追い求めたホイールを2本も、です^^

また後日掲載します!

 

 

 

以上、参考になると嬉しいです^^

それでは今日も、ありがとうございました!

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