【ELILEEに続けるか】LEXON R2カーボンクランクを買いました【中華カーボン】

こんにちは、コウです^^

それでは今日も元気よくやっていきましょう!

本日のテーマはこちら。

【ELILEEに続けるか】LEXON R2カーボンクランクを買いました【中華カーボン】

こういうテーマでやっていこうと思います^^

最近、カーボンクランクが熱いですね。

私もついこの間まで、ELILEE X320 170mmを所有していました。

半年くらい遊びましたが、最近実施したクランク長のテストの結果、170mmからさようならする決心をしたため手放しました。

その顛末は以下の記事をご覧ください。

【検証シリーズ後編】7年ぶりにクランクを170mmから変えた話【ショートクランク】

長ささえ問題なければ、ずっと使っていたいクランクでした。

精度に優れるPOWER2MAXパワーメーター付きで、470g。

R9100チェーンリング付きで600gを少し越える程度というとんでもない軽さ。

カーボンクランクの中でも剛性はピカイチ。

151.5mmと広めなQファクター。

私にとってみれば、足回りに求める要素をほぼ全て満たしてくれていたクランクだったんですね。

今は、前まで使っていたPES-P505を使用していますが、ELILEEと比較すると+200gの重量増加・・・。

ROTORと同じ作りのアルミクランクでパワーメーター付きで4万円というコスパは無視できませんが、シマノ「FC-R8000」に+130gなので、決して重くはないです。

ただ、一度ELILEEの性能を知ってしまうと、今更PES-P505を使い続けるのもなんだかなあ・・・と思ったのも事実。

味を占めると人間ダメになる という典型例です(笑)

 

そこで色々調べてみたら、ちょこちょこシマノ24mmBBに使えそうなカーボンクランクがあるんですよね。

中でも、DUB規格のカーボンクランクをずっと前から出している「LEXON」というメーカー?が、最近チタンシャフトでシマノBBに対応したクランクをリリースしたため、買ってみることにしました。

日本では情報がほとんど出回っていないクランクなので、詳しく見ていこうと思います。

ぜひ参考にしてみて下さい!


【LEXON R2カーボンクランク

モデル名は「R2」になります。

外観の話

開封です。

ELILEEだと、自社ロゴと「ELILEE」という文字が書かれたスポンジで梱包されています。

LEXONは普通のスポンジが入っているだけです。

中身を全て出しました。

  • 右クランクアーム
  • 左クランクアーム+シャフト
  • シマノ4アーム用スパイダー
  • チェーンリング固定ボルト(アルミ製)
  • ワッシャー類

説明書の類は全くありません。

この辺りはELILEEと違います。

クランクアームに INN と読めそうな暗号が書かれています。

ELILEEは無地のカーボン柄でしたが、LEXONはマーブル模様です。

お洒落度はこちらの方が上のように感じます。

艶ありです。

 

調べてみると、このクランクは日本のショップ「オリジナル」という体で出しているカーボンクランクの供給元のようです。

アーム部のえぐり方をはじめ、スペックなどが全く同じです。

パワーメーターは「SIGEYI AXO」

POWER2MAXをやめ、次なるパワーメーターは「SIGEYI AXO」にしました。

「SRMのジェネリック」と誰かが言っているらしいですが、たしかにスペックだけ見るとSRMに近しいです。

が、中華パワーメーターであることに変わりはありません。

ちなみにPOWER2MAXよりも20gほど軽いらしいですが、樹脂部分が多いためではないかと。

洗車に気を使います。

LEXON R2 構造の話

ここからは、取り付けに関わる部分についてみていきましょう。

24mm径のチタンシャフトです。

シマノホローテック2規格のBBに適合します。

形状はELILEEと全く同じに見えますが、黒く塗装されています。

ネジ山はしっかり立てられていますね。

ちなみに、このクランクの名前が「R2」というナンバリングからも分かるように「R1」というモデルがあります。

R1はアルミ製の28.99mmシャフトでして、これ即ち「スラムDUB向け」のクランクと言うわけです。

ただ、スラム自身がREDでX310並みに軽いクランクアームを出してしまっているので、価格面以外でわざわざこちらを選ぶ必要は無いかもしれません。

Qファクターは151.5mm。

ELILEE X320、X310と全く同じです。

DUB規格のクランクには漏れなく付いてくるプリロードアジャスターです。

ここは特別小さなネジが使われており、ELILEEはトルクスボルトになっています。

六角ボルトだと頭が舐める可能性があると判断したのだと思います。

が、LEXONは六角ボルトです。

少しきつめに締まっているため、ネジ山を舐めないように注意しながらネジを回す必要があります。

スパイダーアーム取り付け部分です。

LEXON R2はEASTONやRACEFACEと同じ「CINCI」規格なので、それに合うスパイダーアームなら何でも付きます。

実際にスパイダーアームを固定するロックリングです。

これを回すためには、左の工具が必要です。

何かと言いますと

シマノ「TL-UN74」という、スクエアテーパーBBなどを着脱するための工具です。

これを使って、35~40Nmまで締め込みます。

ちなみに私が持っているTL-UN74は、遥か昔の2013年にGIANT ESCAPE R3のBBを取り外すために買ったものです。

実に12年ものです(笑)

よく捨てずに置いてたものです。

LEXON R2 重量の話

167.5mmクランクアーム左右分のみの重量は359gです。

170mmのELILEE X320よりも少し重いですね。

ノーマルのスパイダーアーム込みだと398gです。

スパイダー単品だと40gですね。

SIGEYI AXO込みだと459gです。

パワーメーターはちょうど100g。

なぜかP2MのX320より軽いです。

組み合わせるチェーンリングは、シマノFC-R9100用の53-39Tです。

久しぶりのノーマルチェーンリング回帰です。

思うところがあり、52-36Tではなく53-39Tにしました。

141g。

最終的な重量はこちら。

シマノ純正チェーンリングボルト込みで605gです。

R9100 52-36Tチェーンリングを付けたPES-P505が778g。

トータル173gの軽量化です。

かなり大きな軽量化ですが、PES-P505のカタログ重量650gにチェーンリングを付けると800gを越えると思っていたので、意外とPES-P505が重くないことに驚きました。


【LEXON R2カーボンクランク インプレッション

このクランクはMADONE SLRに取り付けました。

TARMAC SL6には既に「FC-R9100」が備わっていますので、こちらに。

500kmほど走りましたので、簡単ですがインプレッションといきます。

 

半年ほど使ったELILEE X320と、TARMAC SL6についてきたFC-R9100との比較になります。

ホイールやシューズの時も感じたことですが、回転物体の軽量化は結構分かります。

上りはケイデンスが落ちるので分かりにくいですが、スプリントのように120rpmかそれ以上で回すようなシチュエーションになると、軽量化の恩恵にあやかれます。

剛性感は上記二種のクランクと全く遜色なく、普通に硬いです。

最近私のパワーが少し落ちているのを差っ引いても、スプリンター諸氏でも不満が出るといったことは無いと思います。

ただELILEEもそうですが、LEXONはQファクターが広め(151.5mm FC-R9100が146mm)なので、Qファクターを極限まで狭めたい方には合わない可能性があります。

というか、DUB系のクランクは軒並みQファクターが広いです。

最近のディスクブレーキに合わせるように広がってきているようですが、機材が主体になって人間と繋がる箇所が変更されるって、あまりに酷な所業だと思うんですがね・・・。

あと、カーボンといってもかなりカチコチなので、振動吸収は期待するべきではないですね・・・(笑)

それ抜きで言えば、普通の軽いクランクとして使えるので、特筆して言うことはないです。

 

私にとって二本目となるカーボンクランクですが、ELILEEと比べて特別性能上秀でた面があるとは感じませんでした。

ではLEXON R2を買うメリットはどこにあるのか?

私が思うに、特筆すべきは「コストパフォーマンスが高いこと」に尽きます。

Aliexpressを見ると、クランクアームとスパイダーのセットが定価6万円だが、謎のバーゲンで大抵4万円を切っているんですよ。

ELILEEも出始めの頃は安かったですが、今では人気に火が付いている影響や円安のどんどん高騰し、RED AXS E1やD1と並ぶ価格(7万円台!)になってしまいました。

そんな今だからこそ、クランク軽量化の新たな選択肢として期待がかかるのがこのクランクです。

RIROやROCKBROSなどよりも個人的に信頼が置けますね。


【まとめ】

最後に、まとめ行きましょう!

今回のテーマは以下の通り。

【ELILEEに続けるか】LEXON R2カーボンクランクを買いました【中華カーボン】  でした。

そして、本稿の結論は

LEXON R2、普通に良いクランクやん

これですね^^

日本ですとELILEEがとても有名ですが、使用してみた限りこのクランクでも全然普通に走れますね。

スプリントしてみても、剛性感に不満は全くありませんでした。

ネジ山もしっかり立っていて、ペダル取り付けもクランクボルトもすんなり締め付けられます。

見た目でいくと、ELILEEと違ってグロスな質感も結構いい感じです。

クランクの軽量化をお安くやってみたい方、いかがでしょうか?

 

以上、参考になると嬉しいです^^

それでは今日も、ありがとうございました!

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