【健康寿命にも影響あり】サイクリングと歯のお話

こんにちは、コウです^^

それでは今日も元気よくやっていきましょう!

本日のテーマはこちら。

 

【健康寿命にも影響?】サイクリングと歯のお話

 

こういうテーマでやっていこうと思います^^

今回は畑違いですが、雑学系のテーマです。

 

突然ですがサイクリストの皆様、歯の定期検診、ちゃんとされていますか?^^

私はとある事がきっかけで、少し前から歯の定期検診を受け始めました。

そしたらお恥ずかしながら、奥歯に2箇所、微小ながら虫歯があったんですね^^;

幸い表層の隙間に出来かけ、という状態だったため、軽い治療で事なきを得ております。

 

というのが、ここ数か月のお話でございます。

そんな経験もあり、今回は一サイクリストとして、また一人の人間として、「」について向き合ってみる事にしました。

「歯は大切なものやで」

恐らく皆さん、今までの生きてきた中で、一度は聞く話だと思います。

では、歯を大切にしなかったらどうなるのでしょう?

ぜひ参考にしてみて下さい!

 

 


【虫歯のメカニズム

 

まず虫歯のメカニズムを簡単におさらいしておきます。

 

虫歯というと、甘いものを摂り続けるとなりやすい、というのが一般的に言われていることです。

私は良く祖母から

コーラは虫歯出来るから、飲んだらあかん!

と教えられてきました。

理由はやはり、甘いものだから、です。

しかも、コーラを入れたコップに歯を入れると溶ける、という話まで飛び出しました^^;

 

この話の是非はともかくとして、実際のところどうなんでしょう?

サンスター技研株式会社が展開する「BUTLER」によりますと、虫歯は次の四つの要素が重なった時に起きるとされています。

  • 虫歯菌とも言われる「ミュータンス菌」が口腔内にいる
  • 糖質がある
  • 虫歯菌が酸を出し続ける時間
  • 唾液の質(遺伝の影響を受ける)

つまり、甘いものだけでは出来ない、という事です^^

歯科医師の方からも情報を得ましたが、同じ見解でしたので、大筋は合っているかと思います。

また言い換えれば、虫歯を防ぐにはこれらのうち、どれか一つを消す事ができれば良いという事にもなりますね^^

 


【サイクリストが虫歯になりえる理由

 

では、先ほどの虫歯が出来る四要素を、サイクリストの環境に当てはめてみるとどうなるでしょう。

思いつく限りですが、次の二つの要素が浮かんできます。

  • 甘い補給食
  • 口腔内の乾燥

順番に見ていきましょう^^

甘い補給食

 

サイクリングといえば、長く乗り続けられるのがメリットです^^

ただ、長く乗るが故に、人によってはハード且つ長時間のトレーニングや、ロングライドに赴く事も増えてくるでしょう。

そうすると持っておきたくなるのが、「補給食」

基本的に糖質を含む食品やジェル、飲料ですね。

これらを摂る時って、リカバリー系の補給食ならまだしも、もうすぐ家に着く時に摂取する事ってあまり無いと思うんですよ。

ライドの途中で、歯を磨ける環境に辿り着くのはまだまだ先、という場面の方が多いと思います。

そうすると先の四要素でいうところの「糖質がある」に該当します。

補給食を摂るだけ摂って、長時間歯磨きせず走り続ける事になるので、虫歯菌がいた場合、「酸を出し続ける時間」も長くなってしまいます。

 

口腔内の乾燥

本来唾液は、虫歯菌を流す役割を持っています。

即ち唾液の分泌量が多いと、それだけ虫歯菌を流す力も強力になる

しかしサイクリングは、ヒルクライムならともかく、それなりに走れる人だと時速30キロ、40キロで走るなんてザラです。

特に心拍数が上がった状態だと口呼吸にもなりがち。

こうなると口の中が乾燥し、唾液が乾いてしまい、虫歯菌が流れにくくなってしまいます。

先の四要素でいうところの「唾液の質」に該当します。

 


【歯は絶対守っておきたい理由

 

さて、サイクリスト…に限りませんが、虫歯ができやすい条件を確認したところで、歯を失う事によるリスクについて考えてみましょう。

とはいえたいていの場合思いつく事は大体同じだと思うので、少し視点を変えてみます。

  • 美味しく食事出来なくなる
  • 歯を食い縛る事が出来なくなる
  • 資産を失う

順番に見ていきましょう^^

 

美味しく食事出来なくなる

まあ言わずもがなですね(笑)

とかく歯を失い始めると、本数が減るに連れてどんどん健康維持が困難になる事が分かっています。

特に「しっかり噛む事ができなくなる」のが非常に重要。

噛む事の大切さですが、日本歯科医師会によると

  • 胃腸の働きを助ける
  • 脳の活性化
  • 歯の病気予防(唾液分泌の促進)
  • 肥満防止

に繋がるとの事です。

歯の健康維持は、健康維持の一丁目一番地とも言えますね^^

歯を食い縛る事が出来なくなる

 

スプリントについてのブログなので、個人的にはここを一番推したいと思います(笑)

 

要するに、肝心なところで力を発揮できなくなります。

スプリントがまさにそうです。

スポーツの分野において歯を食い縛ることは、口周りの筋肉、関節をロックすることになるため、体を固定したい場合に有効です。

自転車だと上半身(体幹)をしっかり固定したい時に有効なわけですね^^

それが出来なくなる恐れがあります。

しっかり力を伝えたいのに、それが出来ない。

とんでもない機会損失ですよね。

 

資産を失う

 

最後は、お金の小話です(笑)

皆さん、歯の資産価値を考えた事はありますか?

日本予防医学協会によると、日本人、歯科医師、海を渡ってアメリカ人が考える歯の価値はこんな感じだそうです。

  • 【日本の一般人】   歯1本   約35万円 口の中全部(28本) 973万円
  • 【歯科医師】     歯1本 約104万円 口の中全部(28本) 2913万円
  • 【アメリカの一般人】 歯1本  500万円 口の中全部(28本) 1億4000万円

なんと、私達の口の中には3000万円もの資産が存在しているのです!

実際、とある日本国内で交通事故による歯の賠償請求額では、1本80万円との判例が出ています。

そうなると 80万円×28本=2240万円 と、歯科医師の価値とだいたい合ってきますね^^

 

ところで、なぜ突然お金の話が出てきたのでしょう?

理由はただ一つ。

虫歯や歯周病により歯を失う事が、一人一人の資産、健康寿命に多大な影響を及ぼすからに他なりません。

虫歯により引き起こされる疾患の代表例として、

  • 心臓疾患・脳血管疾患
  • メタボリックシンドローム
  • 糖尿病
  • 低体重児早産

などが挙げられます。

特に糖尿病は歯周病と強い相関があります。

これらの疾患は、治療(と言っても完治しませんが)するにも多大な費用がかかります。

いくら高額療養費制度などがあるとは言え、払わずに済むならそっちの方が良いですよね。

 

そもそもこれら疾患にかかる以前に、歯は失ったらもう戻ってきません

今まであったものが戻ってこない痛み、辛さ、生活への影響は尋常では無いです。

今まだ健康な歯が沢山残っているうちに、検診を受けるなり、治療できるならすべきです。

 


【私なりの対策

 

こういった事から、私自身、歯についてはそれなりのケアをするようになりました。

実際にどんなケアをしているのか、ご紹介します^^

 

歯ブラシ

歯ブラシはどこにでもある、普通の歯ブラシです。

しかもギザギザになった形状だとか、一部分の毛束が飛び出ているようなのではなく、毛先が完全フラットな歯ブラシです。

歯医者さん曰く、最近流行りの「形状付き」の毛束である必要は無いそうで、それ以上に歯をしっかり磨くための技術を身に付けた方が何倍も効果があると言います。

歯磨きに技術、なかなか奥深そうですね。

 

回数は、私は三食の後必ずしています。

家でも職場でも、です。

 

Y字フロス

私が使っているのは、写真右側のY字フロスというものです^^

歯医者さん買ったものなんですが、これが一番歯の詰まりものを取り切れます。

というか、これでなければ食べ残しなどを取り切るのは無理なんちゃう?という感じです(笑)

以前は写真左側、指に引っ掛けるタイプのデンタルフロスも使っていましたが、これは指が奥歯に入っていかないので、食べ残しが残ってしまいます。

Y字フロス、良いですよ^^

結構長持ちしますしね。

1本目を使い始めて三週間近く経ちますが、まだ糸が切れません。

 

ちなみに厚生労働省 平成28年歯科疾患実態調査によると、奥歯の虫歯率は前歯より20倍もあるそうです。

実際Y字フロスで奥歯の間を綺麗にすると、ちょこちょこ食べ残しが出てきます。

今まで歯ブラシで時間かけて磨いていましたが、食べ残しがごそっと出てきた時は

「よく磨いている『つもり』になっていたんだな…」

という事ががよく分かりましたね。

 

ちなみにフロス自体は、1日1回、夜にしています^^

 

ライオン コンクールF

 

お次はこちら、ライオンのコンクールFです^^

とあるYouTuberがしれっと紹介していましてね。

これも歯医者さんでお勧めと紹介されて使っています。

Amazonでも売っていますが、近くのスーパーにたまたまこれが売っていたので、私はいつもそこで買っています。

ネット専売化と思っていたので、「これ売ってるんや!すごっ!」って思いましたね(笑)

 

寝る前にこれを専用のコップに、数滴~10滴ほど垂らして、少量の水で薄めて口をゆすぐだけ。

これをするかしないかで、翌朝のねばつきというか、スッキリ感が全然違うんですよ^^

個人的にはお勧めの品ですね!

 

舌ブラッシング

 

最後に、舌ブラッシングです。

舌の上には「舌苔」という食べ物の残りかすが溜まるのですが、これが虫歯菌の餌になります

また、舌苔は臭の原因の一つでもあるんですね。

コロナ渦でマスクが常態化しましたが、それによって自分の口臭に気づかされたんですね。

個人的には結構凄かったです(笑)

なので、虫歯菌の繁殖抑制も加味し、毎晩舌ブラシで舌のケアもしています^^

 


 

まとめ

 

最後に、まとめ行きましょう!

今回のテーマは以下の通り。

サイクリングと歯のお話でした。

そしてこの記事の結論は、

治療できるうちに、まだなんとでもなるうちに対策を

これですね^^

歯の健康維持は、健康寿命の面、趣味を楽しむ時間の面、お金の面と、色々な視点から見ても、非常に大切である事が分かります。

中には、何かあってから対応する人もいらっしゃいますが、歯の場合厄介な事に、疾患にかかり始めた時点では「何も感じない」のです

実際私も、奥歯に虫歯の初期があると言われましたが、

え、どこですか? どこにあるんですか?? 本当にあるんですか???

と、3回くらい、歯医者さんに聞き返したくらいです(笑)

かといって、「虫歯ですね~」と素人でも認識できる、要は表に出てきた頃にはもう手遅れな事が多いです。

皆さんのサイクリングにかける時間を少しでも伸ばすために、まだ健康な歯が多く残っているうちに、検診に行く事を強くお勧め致します。

 

以上、参考になると嬉しいです^^

それでは今日も、ありがとうございました!

 

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