【2025第2戦】第38回美山ロードレース レースレポート

こんにちは、コウです^^

それでは今日も元気よくやっていきましょう!

本日のテーマはこちら。

【2025第2戦】第38回美山ロードレース レースレポート

こういうテーマでやっていこうと思います^^

去る6/1。

京都府は南丹市美山町で開催される「美山ロードレース」に参加してきました!

長い歴史を誇る同大会ですが、今年で最後になると聞き、

これは参加せずにはいられない!

ということで、迷わずエントリーしました^^

 

本当は学生時代に参加するつもりだった同大会。

ですが、愛知から京都の僻地まで行くのが大変すぎるなどの理由から、結局その存在を知ってはいたものの、ずっと出れず終いでした。

長年の夢の一つでもあった大会に出ることができたのは、とても嬉しい限りです^^

つまり、今回も初参加です(笑)

 

どんな大会なのか、どんな結果だったのか、そのレポートをお届けします^^


【参加カテゴリー:C3

参加したのは、C3。

本当はC2が順当なところですが、ある懸念がよぎり、2周回で終えられるC3にしました。

 

ある懸念とは、致命的に上りが遅いことです。

通勤で上り坂を何個かこなしていますが、それが美山向きのレイアウトかどうかは全く別問題です。

  • 一個一個のクライム区間の間隔が数キロ以上空く
  • 長くても1分半ほどの上りまで
  • 斜度は九鬼ヶ坂より少し緩い

といった感じの区間が続きます。

この区間を400W超、ざっくり6倍以上で走っているので、以前より上りでトルクをかけられるようになっているのは確かです。

私にとっては十二分な負荷です。

ですが、1分400Wと、美山で求められる「2~3分350W」の耐性は全く別物の負荷領域です。

それが結果にどう出たかは・・・次の章からご覧ください。


【結果は?

まず、リザルトですね。

69位/200人以上

でした。

下見込みで1回しか走ったことの無いコースですが、レース展開的にはそこまで重いものではなかっただけに、やはり九鬼ヶ坂が鬼門でした・・・。


【スタート前にやったこと

今回スタート前にやったことは以下の通り。

内容自体はいつもと変化ありません。

  • 試走を念入りに行う
  • サプリメントを事前に補給する
  • アップオイルをしっかり塗り込む

ただ、今回はアップを全く行うことができませんでした。

なので、身体的には寝起きでよーいどんしてるので、それも結果に響いている可能性はあります。

順番に見ていきましょう^^

試走を念入りに行う

初めて走るコースならば、必ず試走は念入りに行った方が良いです。

何度も参加しているシマノ鈴鹿ロードレースでも、私は試走で3周くらい走り込みます。

今回は試走時間が15分しかなかったので、2周で切り上げました。

試走は路面状態、コースプロファイルに応じた体の適応性、機材の最終チェックなどなど、色んな箇所の最終チェックという意味合いがあります。

レース前のウォーミングアップにもなるので、試走は侮れませんよ^^

 

今回のコースは、オール公道で行われます。

なのでアスファルトの舗装具合や割れなども入念に確認する必要があります。

今回は前日に下見に行ったのですが、道路工事を行っていた関係でアスファルトの一部が盛り上がっていました。

特にコーナーに入る手前がボコボコしていたので、位置取りの最中に路面からの突き上げがあると集中が乱れることもあります。

ウォーミングアップを念入りに行う

いつもなら実走アップの内容は以下の通り。

  • ローラーで30-30sインターバル

今までの経験上、心拍数170を超えてくれば良い感じに温まってきます^^

今回は出来ませんでしたが・・・。

サプリメントを事前に補給する

レースを走る前は、サプリメントを摂るようにしています。

その理由は以下の通り。

  • パフォーマンスの最大化
  • 筋肉の攣り防止

パフォーマンスの最大化は、なんとなく皆さんもご理解いただけるかと思います。

そして、筋肉の攣りを防ぐ目的でも、サプリメントの摂取は効果的です^^

筋肉って不思議なもので、一度攣ってしまうと、そのシーズン中何度も同じ部位を攣る事が多々あります。

その原因は、常に一部の筋肉にばかり負担をかけているなどが挙げられます。

そうなれば対策すれば良いだけなのですが、問題は、攣ってしまうところまでいくと既に筋肉には相当な負荷がかかっているという事です。

特にレース中の筋肉の攣りは、心理的な負担も大きいと思います。

 

私は2023年のシマノ鈴鹿ロードレースで、実際に脚攣りを経験しています。

最終周回のデグナー辺りで攣ったので、無理すれば完走できるからと、私はそのまま走り続けました。

そしてその脚で、別種目も走り切りました。

その結果、どうなったと思います?

1週間まともに歩けなくなりました。

よちよち歩きか、超歩幅を狭くして、ようやく歩けるってくらいには痛みが続きまして…(笑)

シマノ鈴鹿から2週間近く経って、ようやく再び自転車に乗ったり、ジムに行ける程度に回復しました。

しかしながら、本当に全ての動作が緩慢になり、動くこと自体が億劫になるほど辛い時期でした…。

ですので、もうそのような経験をしたくないため、レース前は特に脚攣り防止につながるサプリを摂取する様にしています^^

 

今回持って行ったものは以下の通り。

  • NOx系サプリ
  • クレアチン

これをレース前に飲んでいました。

アップオイルをしっかり塗り込む

先のサプリメントのお話と近いですが、これもパフォーマンスの最大化のために行います。

私自身が感じている、アップオイルの塗り込みによる効果は以下の通り。

  • 筋肉のしなやかさを少しでも上げる
  • レース中の疲労感を感じにくくする

特に筋肉のしなやかさは重要です。

ガチガチに固まった状態よりも、バネのようにしなやかに動ける状態の方が、筋肉は力を発揮しやすいです。

スプリントにおいても、全身に力を込めて固めるより、身体全体をバネのように動かせる方が速かったりします。

【今回の目標

今回のレースで目標としたことは以下の通り。

  • 安全に走り切る

です。

なんか消極的じゃない?

と思われた方、その通りです。

今回この大会を走るにあたって、特に懸念していたのが「落車」です。

今回エントリーしたC3でも、参加人数は200人以上と、シマノ鈴鹿ロードレースの150人をゆうに越える人数と共に走る形になります。

コースは公道なので、道幅が場所によって広くなったり狭くなったりもします。

特に厄介だと考えていたのが、

  • 吉田トンネル手前の旧道入口付近
  • 九鬼ヶ坂のダウンヒル~静原交差点

旧道入口は、集団内にいると20キロ前半までスピードが落ちます。

そこからまた40キロまで加速するインターバルになる上に、この区間は少しだけ上っています。

平地の調子で加速しても加速しきれない可能性があるため、ここまでには何としても前に出ておきたいと思います。

また、本大会の目玉である「九鬼ヶ坂」

1キロもない、早ければ2分前半で登り切ってしまうというこの上り・・・を、終えてからの下り

その先にある鋭角コーナーになる交差点も、結構危険だと考えています。

ここは試走で走ってみた時も、30キロまで落とさないと安全にクリアできないと感じた場所です。

あまり塊になって突っ込みたくないポイントです。

なんにせよ、走り方を間違えると、吹っ飛んできた選手の対応をしきれない可能性もあります。

という事で、この大事な時期に怪我したくない!ということで、安全第一だけ考えて走る事にしました。

 

それでは、レースレポートです。


【C3 レポート

ぶっちゃけ、九鬼ヶ坂以外はかなり楽なレースだったのですが、上りで簡単にドロップアウトしたのが本当に悔やまれます・・・。

まあその詳細は後ほど。

 

天候は小雨。

ホームストレートが微風ながら追い風というコンディション。

 

8:20くらいに駐車場に到着。

そこから着替えて、受付して、アップしていこうと思ったのですが、色々ごたごたしていて結局着替え終わったのが9:20。

駐車場から集合場所まで少し時間がかかるので、集合の方を優先し、アップ無しでいくことにしたのです。

開始予定時間は10:28。

9:50に行ったら、既にほとんど並んでいて最ろから数えた方が早い位置になっていました・・・(笑)

去年のヴェロフェスタと同じノリですね。

 

前のプログラムが押してきていて、10:36にスタート。

最初、吉田トンネル辺りまではローリングなんですが、この区間でもすでに40キロくらいで走っています。

まあまあ速い(笑)

そして横へ広がる集団。

端の方から前ヘススっと抜け出て、作戦通り(?)吉田トンネルの手前で集団の前へ上がります。

旧道に入って、リアルスタート。

旧道を抜けた先の橋のストレート以外は、40キロ程度とあまりペースが上がりません。

適当に先頭付近でローテーションを回し、九鬼ヶ坂までにアップも兼ねて心拍をあげておきます。

そしてそのまま九鬼ヶ坂へ。

 

・・・そうなんです、ここまでは良かったんです。

九鬼ヶ坂に先頭で入り、4.5倍くらいで踏めるギアに入れたのに、なぜか周りからズルズル遅れていきます。

5倍で踏み直しても、尚周囲に追いつけない。

 

何が一体どうなってるんだ・・・

 

私の想像以上にハイペースな上りに、完全に集団から落ちました。

表彰台の夢は塵と化しました。

登り始めから30秒も経ってないと思います。

とはいえ集団中ほどにいたと思われる人も結構落ちてきているので、めっちゃくちゃに遅いってわけでもなさそう。

これが、上りを真面目にトレーニングしてる人としてない人(私)との差か・・・。

 

そこからは、1人でダウンヒル。

雨でブレーキが思うように効かないダウンヒルほど怖いものはありません。

テクニックもくそも無く、半分タイヤへの信頼というかタイヤ頼みで下っていたくらいです。

 

静原交差点を抜け、1人独走で2周目へ。

この時は、とにかくタイムアウトだけは避けたいという気持ちで走っていました。

関門ごとにストップウォッチを持っている方がいて、とにかく足切りされるんじゃないか・・・という恐怖と闘っていました。

それが怖くて脚を必死に回すも、出ている速度は大したことない。

そんなちんたら走りしていたら後ろから何人かに追いつかれたものの、構わず前を引きます。

が、流石に1人で走り続けてきて、そのままペースメイクできる程巡航力があるわけでもないので、おとなしく集団の中へ。

女子選手も混ざっていました、凄く強い。

まだまだ小さい子供も同じように走っていましたが、なぜ女子や子供たちが大の男のスピードに付いてこれるんだ・・・?と、ずっと考えながら走り続けます。

そのまま集団内で九鬼ヶ坂を越え、安全第一で下り、静原交差点へ。

交差点を抜ける際、チラッとですが、しかしはっきり見えたのですが、交差点アウト側の店舗前で、座り込んでいる選手がいました。

選手の目の前には、真っ二つになったDOGMAのフレームが・・・。

やはり落車はちらほらあったみたいです。

そして、私は特に危なげなくゴール。

 

以上、特に中身の無いレースレポートでした。


【機材情報

今回のレースを走り抜いた機材をメモします。

  • フレーム:S-WORKS TARMAC SL6 RIM 52サイズ
  • ホイール:前ROVAL RAPIDE CLX50、後VOLTEX N6
  • タイヤ:Continental GP5000 25C/ Pireli P ZERO RACE SL TUB 5.8bar/5.8bar
  • ハンドル:ENVE SES AERO 37
  • ステム:3T ARX TEAM 90mm
  • サドル:PROLOGO DIMENSION CPC 143
  • メインコンポ:シマノ R9100
  • ギア関係:R9100 52-36T 167.5mm、R8000 11-30T
  • ペダル:シマノ PD-R8000 +4mm
  • シューズ:SPECIALIZED
  • クリート:シマノ 赤
  • ヘルメット:S-WORKS EVADE3

【まとめ】

最後に、まとめ行きましょう!

今回のテーマは以下の通り。

【2025第2戦】第38回美山ロードレース レースレポート  でした。

そして、本稿の結論は

上りですぐ死ぬな!

これですね^^

 

今回の敗因は、スプリンターにとって根本的に辛い課題によってもたらされました。

上りトレーニングの一環として、自転車通勤がてらトレーニングもしております。

上ること自体は相変わらず苦手ではありますが、ここ最近取り入れていたのが「1分400W台」で走ることです。

1分で区切っているのは、道中の上りが実質そのくらいの時間しかかからない程度の短いものだからです。

長くても2分はかかりません。

おかげで、短時間であれば高出力をぐっと出し続けることはまたできるようになってきました。

ただ、今回の美山九鬼ヶ坂は、それよりも長い時間踏まされます。

2分~2分半はありましょうか。

その時間を、数十ワット低めなパワーで踏み続ける。

いわゆるVO2max領域です。

まさに九鬼ヶ坂は、その領域を試される上りです。

スプリンターにとっては途方もなく辛い・・・。

 

とはいえ、試走の段階で何分踏むかくらい分かっていれば重点的にトレーニングできたのに、それをしなかったのは私の甘さです。

平地の踏み方と上りの踏み方は全く違いますが、それを考慮しない走り方をしたのもよくない。

色々学びの多いレースでした。

今からシマノ鈴鹿に向けて、鍛え直す項目がでてきたのはポジティブです。

 

こうした本格的な上りもあるし下りもあるレースに出たのは、実は自転車競技をスタートして初めてのことです。

私の主戦場は、クリテリウム。

ストップアンドゴーを繰り返すサバイバル的な走りの方が得意だったりします。

正直、1回目の九鬼ヶ坂まではなんとも締まりのない緩やかなレース展開でした。

美山ロードがロードレースのすべてではないですが、こんな雰囲気なんだなと、そういった面でも勉強になりました。

今後は、もう少し長めの距離を走る大会にも顔を出していきたいですね。

 

以上、参考になると嬉しいです^^

それでは今日も、ありがとうございました!

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